暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
ドキドキ・リュウゼツランド 前編
[3/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の競技パートでかなりの大ケガをしたけど、ウェンディたちのおかげで今はすっかり元気になっている。俺に至っては包帯も全て取れているぐらいだし。

「見ろよ!!」

俺たちがそんな話をしているとどこからかナツさんの声が聞こえてくるのでそちらを向く。そこには楽しそうにあるものに乗るナツさんがいた。

「水上機関車だ!!」

ナツさんが乗っているのはプールの上を走る機関車。すごく楽しそうではあるんだけど・・・あれって乗り物だよな?つまり・・・

ガタッ

「う・・・うぷっ・・・」

案の定ナツさんは水上機関車の上に突っ伏して真っ青になって吐き気と戦っている。ナツさん何考えてあれに乗ったのかな?

「なぜ乗った?」
「そして頼むからキラキラをプールにぶちまけないでくれ」

ドロイさんとジェットさんも同じことを考えたらしくそう言う。

「相変わらず後先考えねぇ奴だな、ったく」
「ナツさんらしくていいですけどね」

呆れたようにそういうグレイさんだが、俺と同じでらしくていいと思っているのか、少し口角が上がっている気がする。

「わざわざ露出度の高い水着で肌を危険に晒し、その上金銭まで取られ、人々というのは何を考えているのやら」

俺とグレイさんの後ろからそんな声が聞こえてくる。そこにいるのは水色のワンピース型の水着を着ているラキさんと黄緑色のビキニを着ているキナナさん。ラキさんがキナナさんにプールサイドでそんな話をしていたのだった。

「そう言うラキ、それ勝負水着じゃない?」
「男子を次々と捕獲し血の雨を降らせる優れものよ!!」
「訳わかんない・・・」

キナナさんの問いにセクシーなポーズを取るラキさん。意味不明な発言にキナナさんは苦笑いするしかなかった。

「つーか人々って・・・ラキも人じゃねぇか?」
「そこに突っ込んじゃいますか?」

あえて触れてなかったところをグレイさんか突っ込む。というかラキさん勝負水着はさすがに気合い入りすぎじゃね?

じーっ

「?」

俺とグレイさんが話していると妙な視線を感じる。どこからなのかわからず辺りをキョロキョロと見回していると、青色のよくわからない生き物の大きなモニュメントの影からこちらをじっと見ている人がいる。
グレイさんを顔を赤くしながら見つめ、俺の方をまるで親の仇みたいな表情で見ている人が・・・

「どうした?」
「いや・・・目が合ってはいけない人とあったような気がします・・・」
「?」

俺の異変に気づいたグレイさんがそう声をかけてくれたのでオブラートに包みながら返事をしてみたがグレイさんには意味が通じなかったらしい。
俺と目の合ったその人は海合宿では結局グレイさんに水着を見てもらえなかったからか、緊張している様子で中々
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ