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ホウエン地方LOVEな俺がゲームの中に吸い込まれちゃった
姿が同じ敵の登場は定番
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知り合いかよぉぉぉぉ!」
小声で叫ぶという器用なマネをした俺は急いで接点のありそうな人物を探す。
彼女の容姿は、丁度俺と同年代くらいで小柄。透き通った様な白い肌が特徴的で、日傘をさしながら紅茶を啜る……さながらお嬢様なイメージ。俺の好みのタイプに合致するとても朗らかな女性だった。
こんな俺の中でぶっちぎりの一位の子が脳内検索にひっかからない……だと!?
ホウエン関連の線で探したが見つからない。他地方ならば其れらしき人にも心当たりはあるが……まさかカロス地方で出会ったとか!?
「お、おーい。この子に心当たりないか?」
それとなくモンスターボールに話しかける。
すぐにポケナビを通して反応があった。
【シラネ】
「ううぉい!」
「は、はい?」
「あ、いやごめん。なんでもないヨ」
「……もしかして、私のこと……」
「い、いいいいいいや!違う!違う!」
「いえ、分からないのも無理ありません。ユウキさんと接していた時から私かなり変わっていますから」
「あ、そ、そーっかー!そうだろうなーとは思ってたんだよ!」
「そうですか!……多分ですけど憶えていらっしゃる知り合いの方の名前を言ってくださればすぐ出てくると思いますよ」
そう言って、ニコッ☆と凄まじい破壊力を持つ笑顔を此方に向けてくる。
やめてっ!俺のライフはもうゼロよ!
「……じゃ、じゃあ言ってみる」
やべー。なんだあの期待の眼差しは!何ていうか……私がすぐに出てくると信じて疑っていないみたいだ。
どうする!どうする?どうする!?
出来るだけ悲しませることはしたくないけど……どう考えても第三世代レギュラーキャラじゃないし……マイナー路線で攻めるか?……かと言ってエリートトレーナーアヤカ!とか言っても……絶対当たらない自信がある。
……いやまてまて。もしかしたら深く考えすぎかもしれない。
この子は自分を俺が知っていると自信を持って言えるくらいには親しかった……という可能性もあるんじゃないか?
下手にモブキャラ言っても当たるわけがないんだ。なら少しでも可能性が大きい方にかけてみよう。
「じゃあハルカ……とか」
ないな。バカか俺は。女主人公兼男主人公ライバルのデフォ名言ってどうすんだ。
「あ!流石です!そうですよ!ハルカです!」
「あ、やっぱり?そうだよねー。じゃあツツジさn……………………」
……………………………………この子は今何と?
「だからハルカですってば!お久しぶりですユウキさん!」
***
ーーヒヨクシティ・港。
ヒヨクジム・ジムリーダーのフクジはある要件で港まで足を運んでいた。
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