月光校庭のエクスカリバー
球技大会×聖剣計画について
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言っても止まらないので、素早く木場の喉元に刀身を近づけた。聖なるオーラを受けたのか、少し落ち着いたのか一歩後退したのだった。
「これで分かっただろう、木場。お前が復讐者だとしても、今のお前では勝てない。その怒気は何だ!冷静になれ!」
木場は冷静になったのか・・・・両手を上げて降参したと言ったので聖剣を鞘に戻した。
「一誠・・・・あなた今まで聖剣エクスカリバーだと隠していたのね」
「まあな。一番の隠し玉であると同時に、今まで擬態してたし聖なるオーラを最小限していたから気付かないのは当たり前だ。木場は聖剣エクスカリバーを見た瞬間、ああなったから対抗処置した訳。それともし聖なるオーラが最大限だったら、悪魔を撫で斬りしただけで消滅してしまう」
「そう・・・・聖剣は対悪魔にとって最大の武器だから驚いたわ。私達が聖剣に触れただけで、身を焦がしてしまう程の物で斬られるてしまうと術もなく消滅させらてしまう。一誠はどうやって聖剣エクスカリバーを手に入れられたの?あれは神の領域まで達した者が、魔術・錬金術などを用いて創り上げた聖剣であるけど、三大戦争時に折れたはずだと聞かされているわ。聖剣は使用者を選ぶから、使いこなせる人間は、数十年に一人出るかという話のはずだわ」
「これは俺が一から創ったから当然だと思うぞ?俺は創造神なのだから、創れない物何てないからな。それにこいつは、俺の魔力を流し込んでるから俺専用武器な訳。他者が持とうとしても、すぐに俺の手に戻ってくる。ところで木場は冷静になったか?頭を冷やしたのなら、俺に話してごらん」
「僕は聖剣には対応出来なかった。同期の友達も扱えなかったから、僕達は適応出来なかったと知った教会関係者は僕達被験者を『不良品』と決めつけて処分された。僕は逃げ出したけど、他の仲間は殺された。ただ『聖剣に適応できなかった』だけという理由で」
「そ、そんな・・・・主に仕える者がそのような事をしていいはずがありません」
アーシアにとってはその事は嘘だと言いたいが、俺と木場が言った事で真実だと分かったのか涙を浮かべていた。自分の信じていたものが、次々と裏切られたのだから泣きたくても当然だ。
「彼ら教会の者達は私達悪魔を邪悪な存在だと言うけど、人間の悪意こそがこの世で一番の邪悪だと思うわ。私が祐斗を悪魔に転生させた時、祐斗は瀕死の中でも復讐を誓っていた。生まれた時から聖剣に狂わされた才能だからこそ、悪魔としての生で有意義に使ってもらった。祐斗の持つ剣の才能は、聖剣に拘るには勿体無かった」
それと木場は魔剣創造を持っているが、聖剣創造という神器もあるにはある。能力は同じだけど、本物とレプリカでは強度が違う事も同じだ。聖なる神器は、神滅具にあるがイエス・キリストを貫いたと言える神器、『黄昏の聖槍(トゥ
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