月光校庭のエクスカリバー
球技大会×聖剣計画について
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!兵藤、死ねぇぇぇぇ」
全男子の鬱憤により、俺を当てて来るが逆に当ててやった事で全女子からは賞賛を貰った。
「きゃぁぁぁぁぁ!一誠君、そいつらを全て倒して!女の敵なんだから!」
「ちょっと男共は黙ってなさいよ!せっかく兵藤君が活躍しているのに、それは無いでしょうが!」
とこれが全女子からであり、男女で違ってくるがギャラリーからは真逆のコールでもあった。そんで相手の股間に当てていったので、木場からはやりすぎでは?と質問してきたが日頃の鬱憤だとボールを投げながら、次々と瞬殺してほとんど俺が当てた。
決勝戦でも、俺のみ当ててくるので倍の速度をしてから勝てたからオカ研は優勝。夕方から雨が降ってきたが、良かったと思いながら朱乃が出してくれるお茶を飲んでいる。
木場は相変わらずだったが、前よりはマシになったようだ。部長はオカ研優勝が出来たのは、俺と祐斗のお蔭なので褒賞は?と言ってきたが俺も木場も断った。俺はまだしも、木場も褒賞より聖剣の事を考えているのか、涼しげな顔で断りを入れたので部長は少し不機嫌になった。
「ところで木場、いい加減皆に話したらどうなんだ?俺が言ってもいいがお前から言った方が気が楽になるだろう」
「そうだね。じゃあ皆聞いてくれるかい?僕が何故聖剣に恨みがあるのかを・・・・僕はね、復讐の為に生きているのさ。聖剣エクスカリバー、それを破壊するのが今の僕が戦う意味何だ。数年前だけど聖剣計画と言うのがあってね、簡単に言えば聖剣エクスカリバーを扱える者を育てる計画が、キリスト教内で行われていたんだ」
「なるほど、それで聖剣を憎んでいたのか。これをか?」
俺は空間から刀を取りだし、鞘で収めてから木場に見せた。
「いやそれは違うよ。それはただの刀であって聖剣でも魔剣でもないただの刀剣。聖剣は出自は様々だけど、一番有名なのは聖剣エクスカリバーかな。日本でも色々な書物で取り上げられているからね、強力な聖剣は、エクスカリバーとデュランダルに天叢雲剣かな。この三本は強力すぎている」
「ふむ・・・・聖剣は使い手を選ぶと聞いているが、ではこれでも聖剣と言えるのか木場?」
俺は擬態前の状態に戻して、聖なるオーラを最小限にして木場に見せたら驚愕の顔をしていた。まだ鞘のままだったが、木場は無意識に魔剣を創り出して憎悪と嫌悪というマイナスパワーで俺に向かって来た。これがタダの聖剣ではなく、復讐目標であるエクスカリバーだからだ。
俺は鞘から抜いた聖剣エクスカリバーで対抗したが、魔剣は折れてしまったのでもう一本創って聖剣に対抗しようにも折れてしまう。真なる聖剣エクスカリバーと仮初めとはいえ、魔剣創造は本来の魔剣よりも折れやすくなっている。本物とレプリカでは強度が余りにも違い過ぎるからだ。
今の木場は何
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