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デュラララ!! cross,world≠異世界の狂者達の宴
汝、走れ。
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ね。
「私の名は…………ゼロ」
独特な声だ。
例えるなら、貴族だ。
平民なら解るんだよね〜貴族の独特な声って奴をさ。
「んで、そのゼロさんは俺に何の用かな?」
「まず、貴方に詫びよう」
「はぁ?」
「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる」
その王子は――――――命じた。
――――――――あぁ、知ってるぞ――――――君は闇の王子だ。
やっちまったよ…………俺は、特別な存在って奴を妬んでる。ホント…………糞野郎だよ、君は。
「貴様は――――――――死ね」
THE END…………俺、GAME OVER…………俺、折原 臨也さよなら。
俺の片手は隠しポケットのナイフを取り出し首元を近付ける。
意識は、はっきりする。でも、無理だね。ナイフの切っ先は首元を貫通し俺の右手はナイフを進ませる。
止まれ。止まれ。止まれ。止まれ。止まれ。止まれ。止まれ。止まれ―――――――――――――止まれぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「オラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
爆音。爆発。叫び声は廃棄の建物を揺るがした。
状況は理解できない。解るのは建物全体が傾いている事と大量の鉄パイプが空から振り落とされた事だけだった。
こんな芸当ができる人間を俺は知っている。折原 臨也は知っている。池袋の住民は知っている。
「イイイイイイイイイイイイザザザザザザザザャアアアアアアアッ!!!!!!!!!!」
金髪のバーテン服ーーーーーー高そうなサングラスと車を持ち上げるその姿。
「待って!待って!待って!」
思考回路は停止した。
「静雄さん!待ってくれ!我慢!我慢!」
ツンツン頭の少年は怒り狂った化物を静止させ言った。
「アンタの友人は洗脳されてる!そんな状態の奴に勝っても虚しいだけだ!」
「………………・・・・・・」
「なら、ここは俺の出番だ」
ツンツン頭の少年は右拳を前に、力を込め走った。
折原 臨也の身体は動きを再開する。
地面に転がったナイフを持ち、ナイフを首元に突き刺す――――――――――5秒前。
ナイフが突き刺されるまで―――――――――――――3秒前。
ナイフが頚動脈を突き刺すまで―――――――――――――1秒前。
「まずは―――――――――」
死の直前、折原 臨也は確信した。
ツンツン頭の少年は奇跡の拳だと。状況を打開する悪魔の拳だと。
さぁ、syo-taimuだ!見せてくれ、その奇跡を特別な力を!
刹那の時間を折原 臨也は楽しんだ。死ぬ・・・・・・死ぬ直前と解っても彼は微笑んだ。
子供の無邪気な笑顔で、最高
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