第十五話 幼児期N
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自分になれた時がいいと言っていた。今回の誕生日プレゼントは決まらなかったようで、また今度までにちゃんと考えておくことになったようだ。
さっきも口に出した通り、アリシアに妹が出来る可能性は難しいだろう。それでも、もし出来たのなら、きっと素敵なお姉ちゃんになれるんだろうな。明るくて、優しくて、真っ直ぐに向き合って支えてくれるような、そんなお姉ちゃんに。
―――現実でもこんなふうに、いたかったなぁ。
……守ってみせるよ、俺は。お兄ちゃんとして、大切な家族として。この世界で笑っていけるように、俺たちの物語を始めていくよ。
運命の日は、すぐそこまで迫っていた。
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