月光校庭のエクスカリバー
球技大会練習×生徒会メンバーとの会合
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のでしょうか?」
「匙、彼は兵藤一誠君、いや一誠さんと呼んだ方がいいかしら。彼はオカルト研究の部員なのよ。それにこの前、非公式のレーティングゲームでも参加してたわ。匙より強いと思いますよ」
会長が言ったら、信じられないって言う顔をしながら口を開いた。あと君かさんはどっちでもいいと言っておいた。
「こいつがですか?何なら表出て勝負するかい。人間君?」
「な、何だと!下級悪魔が調子に乗るんじゃねえよ!」
「お、やるか?こう見えても駒四つ消費の『兵士』だぜ?最近悪魔になったばかりだが、兵藤なんぞに負けるかよ」
売り言葉を言ってきたので、買い言葉で言ったら挑戦的な物言いをする匙。だが会長が鋭く睨む。
「匙、お止めなさい」
「し、しかし会長、人間が悪魔に敵うはずがありませんよ」
「今日ここに来たのは、この学園を根城にする上級悪魔同士、最近下僕にした悪魔を紹介し合う為です。つまり、貴方とリアスの所のアルジェントさんを会わせる為の会合です。私の眷属なら、私に恥をかかせない事。それに彼は・・・・」
会長の視線が匙から俺に向けられる。
「匙、今の貴方では兵藤君に勝てません。フェニックス家の三男を倒したのは彼なのだから、それに現赤龍帝で既に禁手も至ってる。貴方では勝てる勝率は、一割もないでしょう。それに魔王様とは盟友と聞いた程ですから」
「現赤龍帝!?て言うかフェニックスをこいつがやったのですか。信じられませんよ、あのライザーを倒したのが人間のお前だ何て。俺はてっきり木場か姫島先輩がリアス先輩を助けたものだと・・・・」
おいおい。俺はパンダじゃねえんだから、そんな目で見るなよな。まあ見た感じ弱そうだ、ただ少しだけヴリトラを感じるな。
『ドライグ、アイツから微かにヴリトラを感じるが俺の気の所為か?』
『相棒の言う通り、恐らくヴリトラ系統の内にある一つをアイツが持っているんだろうな』
『ヴリトラ系統と言う事は、他にもあるはずだったな。黒い龍脈(アブソーブション・ライン)・邪龍の黒炎(ブレイズ・ブラック・フレア)・漆黒の領域(デリート・フィールド)・龍の牢獄(シャドウ・プリズン)の四つの内の一つか』
『ああ。ヴリトラは魂を分割された上、複数の神器に封印されている』
俺らが念話をしていると、会長は頭を下げる。
「ごめんなさい、アーシア・アルジェントさん。ウチの眷属は貴女よりも実績がないので、失礼な部分が多いです。よろしければ新人悪魔同士、仲良くしてあげて下さい。もちろん兵藤君も出来ればお願いします」
薄く微笑みながら会長はそう言ってきた。氷の微笑というか、悪意的なものは感じないし、こういう笑い方しか出来ないかもな。
「匙」
「え、は、はい!・・・・よろしく
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