第二シーズン〜時空大冒険〜
第七章 【ロストアビリティー】
第二十四話《女が男になるとそりゃあ怖いもんです》
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カインが、両手剣を片手でかつぎながら言った。
その姿は、チャイナドレスのせいか、異様なものだった。
「んだと?やんのかてめぇ!」
迅も剣を持つ。
「おぉやってやろうじゃねぇか!」
そして、二人は、お互いに飛びかかる。
そこに----------
「やめてください!!!」
エリカティーナだった。エリカティーナが手を胸に当てて、泣きそうな顔でそう言った。
それに対して、迅とカインは、飛びかかろうとしていた体勢を直しそのまま抱きつき肩を組んだ。
「なんだよ〜そんなにチャイナドレスを自慢したかったのか〜メッチャ似合ってるよ〜〜カイン君〜〜いや、カインちゃーん」
「いやいや、迅くん、もとい、迅ちゃんの方がイケてるって〜〜」
メッチャ仲良くなった。
それを見たエリカティーナもにっこりしている。
そして、エリカティーナは、気づいたように言った。
「はっ!べっ、別にあんた達が怪我したら危ないから言ったんじゃ無いからね!巻き込まれるのが嫌だから言ったんだからね!!!」
それに対して、魁斗、もとい2番手、もといスク水2番手は黙ってなかった。
「いや、2番手ならまだしも、スク水2番手っておかしいだろ!んで、迅とカインは、何で急に仲良くなってんだよ!つか、何で無理して“ちゃん”付け?意識してんのか!女であることを意識してんのか!!!」
ゴスッ!
「うるさいわよ」
バタッ!
2番手は倒れた。
その後ろにいたのは、性転換で男になったビジネススーツ空音だ。
「飛べない者は、私の前に来なさい出勤させてやるわ」
一同は、息を飲むと、一斉に邪襲の時空艦へと飛び立った、飛べる者は。
そして、残された者はげっそりとしている。
「まず一人」
空音は、のびている魁斗の足を掴み、ハンマー投げの、ように邪襲の時空艦にぶん投げた。
ドガッシャアァァァァァァァァァアン!!!
魁斗が、無事で無いのは、音を聞けば理解できた。
「次、、、」
カインは、その声に震え上がる。
そして----------
「優しくしてね(again)」
ガシッ!
空音は、そんなこと完全無視で男らしく、カインの足を掴んでぐるぐる振り回す、そして、勢いよく、邪襲の時空艦へと放つ、投げるでは無い、放ったのだ。
そう、邪襲の時空艦の破壊を目的として。
放たれたカインは、少しも威力を落とすことなく鋭く邪襲の時空艦を襲撃した。
「なんでだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
ドンガラガッシャーン!!!
ドゴオォォォオオオォォァオォオォォォォオオオォォオォォオォォオォォォオオオオオオオン!!!!!!!!!
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