episode3 ーFakerー
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「リバースカードオープン!『真紅眼の凱旋』発動!墓地から『真紅眼の黒竜』を特殊召喚!そして、レッドアイズでダイレクトアタック!」
「なっ!?うわぁぁぁぁ!」
ニセモノ:LP4000→1600
「カードを伏せ、ターンエンド」
「くっ、ドロー!」
一度に大ダメージを受けたニセモノはダメージの際の衝撃が堪えたのか苦しそうにする。
「マジックカード『強欲な壺』を発動!デッキから二枚ドローし、さらに『融合回収』発動。墓地の『沼地の魔神王』と『融合』を手札に加える。さらに、手札の『サンダー・ドラゴン』のエフェクト発動。このカードを墓地に送り、デッキから同名カード二枚を手札に加える。そして、『融合』発動!二体の『サンダー・ドラゴン』を融合!出でよ、『双頭の雷龍』!」
召喚されたのは紅い体躯で、名の通り二つの頭を持ったドラゴン……ではなく、雷族。もっとも今は瘴気に侵され、アンデッドと化しているが……。
てっきりまたレッドアイズ融合体でも出すのだろうと思っていたレンカはえ、と声が漏れてしまう。
だが、同時に"漆黒の竜使いニセモノ事件"について聞かされてからずっと疑問に思っていたことがようやくはっきりする。
(見せてもらった画像は全てメテオブラックだけでした。その中に、一枚もレッドアイズは居なかった。そこから考えられるのは、あの人は『真紅眼の黒竜』を持ってない!)
疑問が確信へと変わるとレンカは思わず呆れた。よくもまぁそんなので私のニセモノを名乗ろうと思ったと。それと同時にふつふつと怒りに似た感情が湧き上がってくるのを感じた。そして、決めた。
ーー徹底的にぶっ潰す、と
◆◇◆
「二枚目の『融合回収』を発動!墓地の『サンダー・ドラゴン』と『融合』を手札に加え、そのまま発動する!手札の『沼地の魔神王』と『サンダー・ドラゴン』を融合!出でよ、『双頭の雷龍』!」
二体目となる紅いドラゴン族っぽい雷族が召喚され、計4つの頭がニセモノのフィールドに並ぶ。しかし、『双頭の雷龍』の攻撃力はレッドアイズを超える2800。攻撃を受ければ、破壊されてしまうのは必然だ。
「バトル!『双頭の雷龍』で『真紅眼の不死竜』と『真紅眼の黒竜』を攻撃!サンダー・スパーク!」
「くっ……」
レンカ:LP1150→750→350
二つの頭から放たれた雷撃が不死竜を穿ち破壊する。そして、同様に二体目からも攻撃が放たれ、レッドアイズを破壊する。
二度のダメージを受け、レンカのライフはレッドゾーンを大幅に割り、デッドゾーンまで食い込んきているが、その立ち姿からは余裕を感じさせる。
「ターンエンドだ」
「ドロー!」
デッキからドローをし、ターンを開始させたレンカは改めてフィー
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