episode3 ーFakerー
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ロー。さらにデッキからレベル7の『レッドアイズ』を墓地に送る。そして、マジックカード『手札抹殺』を発動!』
レンカは三枚、ニセモノは一枚の手札を捨て、その枚数だけドローを行った。そしてレンカはフードから覗く口元を僅かに釣り上げ、笑みを見せる。
『マジックカード『テラ・フォーミング』を発動。デッキからフィールド魔法『アンデッド・ワールド』を手札に加え、発動する!』
「「んなっ!?」」
フィールド魔法がリアルを侵食していき、二人のいる周辺が瘴気が立ち込める死者の国へと姿を変える。
「ど、どういうこと!あの娘のデッキはドラゴン族でしょ。なのになんでアンデッド族のカードが……」
「そりゃまぁ、そういう構築にした…って事でしょうが……あ。い、いるんですよ!レッドアイズにアンデッド族が!」
「はぁ!?」
『g、GYAaaaaaarrrrra??』
素っ頓狂な声を上げる葵とは別に、二人が闘っている方角から身の毛のよだつ竜の咆哮が轟いた。
◆◇◆
「フィールド魔法『アンデッド・ワールド』発動!」
「っ!?」
発動とともにフィールド魔法の影響を受けた周辺が変貌していく。溢れ出る瘴気により、木々が腐り落ち、空気は澱み、怨霊達が飛び回る。一瞬にして亡者が住まう死者の国へと変貌し、私の目の前に立つニセモノが動揺したことがよくわかった。
「まだ、これからです。墓地の『馬頭鬼』のエフェクトを発動!自身を除外し、墓地からアンデッド族を特殊召喚する。甦れ、『真紅眼の不死竜』!」
瘴気を纏い、死の国の住人となったレッドアイズがレンカのフィールドへと現れる。
「墓地の『ADチェンジャー』を除外し、エフェクトを発動。『メテオ・ブラック・ドラゴン』を守備表示に変更。バトル!『真紅眼の不死竜』でメテオブラックを攻撃!」
「っ!リバースカードオープン!『火霊術ー紅ー』!『メテオ・ブラック・ドラゴン』を墓地に送り、攻撃力分のダメージを与える!……終わりだ!」
メテオブラックが巨大な紅蓮となり、遅いかかる。これをマトモに食らってしまえば、レンカのライフは0になる。だがーー
「くっ……墓地の『ダメージ・ダイエット』を除外し、エフェクト発動!効果ダメージを半分にする!うわっ!」
ーー危機一髪でそれを回避すると、不死竜は狙いをニセモノへと定めそのアギトを開く。
レンカ:LP2900→1150
「……不死竜でダイレクトアタック!」
「リバースカードオープン!『ガード・ブロック』!ダメージを0にし、一枚ドローする」
不死竜の放つ闇色のブレスは、障壁に防がれニセモノへと届かなかった。だが、攻撃を防がれた直後、再びドラゴンの咆哮が森に響く。
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