episode3 ーFakerー
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もっとも、アカデミアの生徒に連勝しているだけあって実力はそれなりにあるのだろうが……。
『ーー先行。ドロー!マジックカード『紅玉の宝札』発動。手札の『真紅眼の黒竜』を捨て、二枚ドロー。さらに追加エフェクトによりデッキからレベル7の『レッドアイズ』を墓地に送る。
手札から『伝説の黒石』を召喚し、エフェクトを発動する」
紅く煌めく黒石が現れ、一際強い光を放ち、強靭な体躯を持ったドラゴンのシルエットが浮かび上がる。
『自身を墓地に送り、デッキから『真紅眼の黒竜』を特殊召喚する。来い、レッドアイズ!』
『G、GYAaaaaaa??』
『……っ??』
ドラゴンの咆哮が大気を震わせ、翼を羽ばたかせるたびに強風が起こり木々を揺らす。召喚されたレンカの代名詞であり、エースモンスター『真紅眼の黒竜』がニセモノをその紅い瞳に映す。
「1ターン目から最上級モンスターを召喚……ね。まぁこれくらいはしてもらわないと」
「おろ?案外手厳しいコメントですね。それだけレンカさんに期待している、と受け取ってよろしいんですかね?」
「ま、そんなところよ」
『……ドロー』
二人が会話している間にもレンカはカードを二枚伏せるとターンを終え、ニセモノのターンが始まっていた。
『……マジックカード『融合』を発動する。手札の『沼地の魔神王』、『メテオドラゴン』を融合!出でよ、『メテオ・ブラック・ドラゴン』??』
「……メテオブラックドラゴン」
「レッドアイズの融合体の一つが早くもお出ましですか」
岩石のようながっしりとした体躯に灼熱を纏わせたドラゴンが姿を現わす。そのモンスターの攻撃力はそこらの上級モンスターを上回る3500。
『……バトル!メテオ・ブラック・ドラゴンでレッドアイズを攻撃。メテオ・バースト!』
『くっ……!」』
レンカ:4000→2900
メテオ・ブラック・ドラゴンの放った火炎弾がレッドアイズへと命中し、破壊する。レンカは早くもダメージを負ってしまう。
「あら、ダメージ受けちゃったけど」
「どってことないですよ、これくらい」
茶化すように言う葵に楓は少しむくれながら返答する。一方で、レッドアイズを破壊されたレンカが動きを見せる。
『ドラゴン族が破壊されたことにより手札から『霊廟の守護者』を特殊召喚する!さらに、破壊されたのが通常モンスターだった時、墓地から通常ドラゴン族一体を手札に加える。『真紅眼の黒竜』を手札に加える』
レッドアイズを破壊され、ガラ空きになったフィールドに新たなモンスターを呼び込み、レンカは守りを固める。
『カードを二枚伏せ、ターンエンド』
『ドロー!二枚目の『紅玉の宝札』を発動。『真紅眼の黒竜』を捨て二枚ド
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