第25話 =謎が増えた気が…=
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たためそんな風には思わなかったがあの全滅の事件により1人でいるのに恐怖を感じた。
2,3時間ならまだいい、よくそれはしてたから。でも俺が今言っているのはそんなものではない。簡単に言えば離れて欲しくないのだ。
そのことを吐露すると予想していた言葉とは違うのが帰ってきた。
「馬鹿じゃないですか!!」
「…そうよ、シリカちゃんの言う通りよ!!何年幼馴染やってると思ってるの?」
「そんなんでアンタを嫌いになるわけないでしょ…たく」
「…ありがとう……」
俺はもう、感謝の言葉しか口から出せず、目にも涙を浮かべていた。
「…これはまだ秘密にするの?リクヤ君」
「俺達が言わなければそれは可能だけど…どうするんだ?」
アスナ、キリトからの両名に言われ、一旦涙を止めて少し悩んだ。確かにここで隠してもらえば恐らくしばらくはばれないけど時間の問題、かといって今すぐばらすことのできる代物でもない。なにか出来事があればいいのだが…
「…今はゆっくり考えよ?急いでもいい結果は出ないよ」
サチに促され、一旦この場では秘密にすることとなった。いつまで持つか分からないけどその前にいい案を考え出さなければ…
「俺達が今から近道の様子見にいくからリクヤたちは先帰ってるか?」
「…頼む」
いまは動きまわる体力がないためキリトに確認を任せ、俺たちは素直に下山することにした。
幸い、覗き見してたなんてプレイヤーもおらず今はばれなさそうだ。
歩く力も入らないのか、俺は肩を支えられて少しづつ下山していった。
そして十分程度歩いてやっとの事で下山することが出来た。
モンスターはサチやシリカが倒してくれて俺の前にモンスターなど存在させなかった。
「…ついた…か…」
「ここでキリトたち待とうか…」
サチがそういうとユカたちも頷き、近くのベンチで座ることにした。すると、みんなさっきの戦闘の疲れなのか時々首
をコテンとさせ寝かけていた。
「キリトたち来たら起こすし、それまで寝ときなよ」
「…いいんですか?」
「遠慮すんなって。ちゃんとここにいるから」
「…なら、遠慮なく…寝るわ…ね…」
早速ユカが寝てしまい、俺の肩に頭を乗せた。ちなみに今の座り順はベンチ前にサチとリズ、俺を真ん中に左右にシリ
カ、ユカという感じだ。
続けて隣のシリカも肩を乗せ、さらにリズ、サチも俺の脚にもたれて静かに寝息を立てていた。
「…ありがとな…」
みんな、今まで頑張ってきているというのは重々承知だ。なにせシリカは中層プレイヤーからの攻略組、リズは本来
前線で戦うプレイヤーではない。それなのにも一生懸命レベルを上げ俺たちについてきている。
そんな皆のおかげで多分俺も今まで戦えて
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