第25話 =謎が増えた気が…=
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「あいつら以上にお前の傷がでかいんだよ。
それに、お前はその他人の傷を負う場面を幾度となく見てきただろ。それで、だよ」
「……そう、か…」
「正直、俺はお前の悩みを聞くただのAIだと思ってもらってもいい。ただし、戦闘で症状が発生したときには無理矢理にでもお前の体のコントロールを乗っ取るがな」
それが行われたのが、先ほどのバルバトス戦…
確かにソードスキル全然使ったことのない俺が双・大剣士専用ソードスキル2つほど発動してたからな…意識はあるけど体は別の人のもの、見たいに感じたもん。
「可愛く言っても気持ち悪いだけだ…まぁいい。これからはお前の中で見させてもらうさ」
「お、おう…よろしく…!?」
突然、コツコツと近づいてきて握手を求めてきた俺?。それに対し握手で答えると突然辺りが輝きだし何も見えなくなってしまった。
=第68層=
「……ヤ!…クヤ!!」
「…きてください、リクヤさん!」
俺が意識を取り戻すとサチやシリカなどの凛々の自由のメンバー+アスナ、キリトが俺を心配そうに見ていた。
「ここは…心の中ってわけじゃない…か…」
目の前には先ほど俺が戦っていた場所が広がっている。その言葉を発した瞬間、仲間4人が俺に抱きついてきた!
普通に恥ずかしくひっぺ剥がそうとしたけれど皆、瞳に涙を浮かべていてそんな思いは一気に消え去った。
「…ごめん」
「遅いわよ!!…こんなに心配させて!!」
「私たちだけならともかく、アスナやキリトに心配かけさせないでよ!!」
ユカ、リズに軽く殴られながら、でも2人も涙を浮かべているので俺は謝るしかなかった。記憶がはっきりとしてきた中、キリトがオレンジカーソルになったことを思い出す。
「なぁ…キリト…カーソルが…」
「あぁ、これか?信用回復クエでもやるさ。1日ありゃ終わるだろ」
まるで心配するな、といっているようだった。いや実際そういってるのかもしれない。
「それよりも…さっきのは?」
「っ…」
ついに聞かれてしまったか…こんなときにその二重人格の俺が出てきてくれればいいのに、と思ったが頭に直接響く感じで『自分で解決しろ』と怒られた。説明なら向こうのほうが絶対上手いのに…嘆いていてもしょうがないので一旦深呼吸してから口を開く。
「エクストラスキル…『特殊二刀流』。でも俺は『双・大剣士』って呼んでる」
「なんで…隠してたの?」
キリトからの質問だったのにサチにとても強い口調でそういわれてしまう。
「…怖かったんだ…皆がこれのせいで離れるかもって思うと…」
俺は嘘偽りなく恐怖として感じてたものを語り始めた。俺は1人が嫌な人間だ。序盤はデスゲームということが信じられなかっ
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