進攻
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ら爆炎が吹き出し、巨大蜘蛛を消滅させた。
そしてーーー
「レフィーヤ!?」
レフィーヤが穴から落ちていく。
すかさず後を追ったのはヒリュテ姉妹、そして意外なことにローガだった。
「アイズ、行くな!」
それに続こうとしていたアイズをフィンが制止する。
「ラウル達が縦穴に落ちれば全員は守りきれない、僕たちは正規ルートで五十八階層を目指す! 君はこっちに残れ!」
「……っ!」
フィンさんの的確な指示に押し黙るアイズ。
聞けば、五十八階層は広大な単一の広間ましい。たどり着けば合流は容易い。
それに、ここであの芋虫型に相性の良いアイズがいなくなればサポーターを守りきれるとは限らない。いや、被害が出るのは確実だろう。
けど、問題はねぇ!!
「フィンさん! ここでひとつ提案だ!」
「……式、どうしたんだ」
「俺の戦車を使う!!」
◆
◆
「ALaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLa!!!」
『ヴヴォォオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!』
焼いて、踏み潰し、さらに引き殺す。
サポーターを含めた全員を乗せた戦車がダンジョンの深層をひた走る。
「これは……すごいね……」
「一度乗ったことはあったが…………圧巻だな」
「…………」
ローガ達のことはガレスさんにたのみ、モンスター達を蹂躙して進んでいく。
俺が出した案は、この戦車で五十八階層まで突破するという実にシンプルなものだった。
最近、他派閥を乗せることが多い。というより、【ロキ・ファミリア】にたいして、かなり甘くなっているような気がする。
「フィンさん! 次は!?」
「そこを左に曲がってくれ
「あいよぉっ!!」
残念なことに、俺はこの階層のことを全く知らないので、フィンさんの指示に従うだけなんだが
「しかし、これはすごいね。初めてみたときから気になってたけど、乗ってみたらそのすごさが分かるよ」
「そりゃあまぁ。【バルドル・ファミリア】の切り札その一みたいなもんですからね」
「てことは他にもあるのかい?」
「ハハ、フィンさん。そこはノーコメントです。こんな時に探らないでくださいよ」
出てくるモンスターは全て焼くか潰すかの二つに一つ。
凄まじい速度で五十二階層を駆け抜ける戦車にもはや敵などない。
あっという間に下部階層への階段にたどり着いた。
迷わず下りる
「砲撃は……止んでるみたいですね」
「ああ。ガレスたちだろう。今のうちに急ごう」
階層無視というチートをやってのける竜を押さえてくれてい
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