018話
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「そろそろ時間だな」
修練の門への入っていった面々、一日という修行期間だが門の中では60日という特異な時間の流れの中。それが間もなく終わろうとしている、時計の針が丁度一日が過ぎたのを示すと門が開かれ中から門へと入っていったメルヘヴンを守る為に戦う戦士達が戻ってきたが、その結果全員は凄まじいまでの成長を遂げていた。
「この中で一番の成長格はジークとギンタだな爺さん」
「ああ、正直此処まで伸びるとは予想外だった」
今でさえ魔力を抑えているが二人の成長は途轍もなかった、これならこの先も戦っていけると安心できる修行の出来上がり具合であった。
「それでは本日よりウォーゲームを再開いたします、レギンレイヴ姫!」
姫によって落とされて赤と青のサイコロ、地面に落ち数回回転した後停止した賽の目。示された数字は6と4。
「決まりました。対戦人数は6、場所は氷原ステージ!!」
「6人か、スノウは修練の門の中。一人休みになる必要があるな」
「其れなら安心しろ、俺は出ねぇ」
6人という人数、現在スノウは身体を休める為に修練の門の中に入っている為メルの人数は7人。誰か出れないという事態になるのだがそんな中でないと言ったのは一番の実力者であるアランであった。
「何でだよおっさん!アンタ一番強いじゃねぇか!!」
「理由はある、今回はお前らがどれだけマシに成ったか見せてもらうぜ。俺が居ないと勝てねぇんだったらその程度の戦争だったって事だ」
「おっさん、この状況で俺たちを試すのかよ……よぉしやってやろうじゃん!!」
確かにアランはこの中では一番の実力者だが、何時までもそれに頼り切るのは良くない。その為に自分たちは修行したのだから、このゲームは自分たちの力だけで戦い抜く。
「(ステータス回覧、してみるか)」
シャドーマンの戦いでは正直見る気もなかったステータス、ふと気になったので見てみる事にする。
【真名】:ジークフリード
【種族】:『擬似英霊融合体』
【属性】:『混沌・善』
【精神状態】:平常
【ステータス】:筋力C 耐久B 敏捷C+ 魔力C 幸運D 宝具B
【スキル一覧】:直感 B :騎乗 B :仕切り直し A :第六感 C
成長したステータス、既に魔力は英霊ジークフリートに追いついている。それどころか努力では成長しないはずの幸運が上昇しているのに驚きを感じる、それだけ自分の中の何かが変わったという事になるのだろうか。なら好都合、幸運は様々な物に補正を掛ける。攻撃、回避、防御、ある意味最強のステータスだろう。
「ではこの六人を氷原ステージへ!!」
ギンタ、ジャック、ドロシー、ジーク、ナナシ、アルヴィスはアンダータの光に包まれ今回の戦場となる氷原ステージへ
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