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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十九話 ー復讐のダーク・ヒーロー、ですー
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を放ち、新たなエルシャドールが地上へと降り立つ。
何度目かわからない融合召喚に男の表情が歪む。
「墓地に送られた『シャドール・ドラゴン』の効果発動!その伏せカードを破壊する!」
「く、レヴォリューション・ファルコンをリリースし、『ゴッドバード・アタック』発動!アノマリリスとシェキナーガを破壊する!」
レヴォリューション・ファルコンが紅い燐光を纏うと決死の特効をアノマリリスとシェキナーガに仕掛ける。爆発音と共に三体が消し飛び、爆風が優希に襲いかかり硬い地面へと引き倒す。
「……く、はぁはぁ」
既に度重なるダメージで身体は悲鳴を上げているが、それでもなお立ち上がると変わらない、むしろより一層闘気を滾らせる。
「……魔法カード『ミラクル・フュージョン』発動!墓地にいる『E・HERO シャドー・ミスト』と『エフェクト・ヴェーラー』を融合!」
「く、デッキの次は墓地で融合か……」
「来い、光の英雄よ!『E・HERO Theシャイニング』??」
直後、眩い光が夜の帳を切り裂く。
背中に後光を負った純白のHEROが優希のフィールドへと降り立った。
「バトルだ!シャイニングでインフィニティを攻撃する!喰らえ、オプティカル・ストーム??」
「ちっ、墓地の『RRーレディネス』を除外し、効果発動??このターンのダメージを0にする!」
シャイニングから閃光が奔り、サイバー・ドラゴンの鋼鉄のボディを穿つ。ダメージこそ無効にされるも、物理的なダメージは防げず、男は苦痛に顔を顰める。
「私はこれでターンエンド」
手札は回収した『影依融合』ともう一枚だけ。そして、体力も底を尽き疲労困憊しており、立ち姿も今にも倒れそうで危うい。だが、それでも刃向かってくる姿に数多の修羅場をくぐり抜けてきた経験のある男でも、ある種の危機感を感じる。
「…………。俺のターン、ドロー??」
一度、呼吸を整え、デッキからドローする。そして、今引いたカードを見、思わずほくそ笑む。
「これで、終いにしてやろう。ライフを半分支払い、魔法カード『RUMーソウル・シェイプ・フォース』を発動する!」
「……また??」
「墓地から『RRーレヴォリューション・ファルコン』を特殊召喚し、オーバーレイ・ネットワークを再構築??」
散った逝った筈のハヤブサが紅い光の残滓を振りまき夜空を駆ける。そして、光が渦巻く中へと飛び込んでいく。
「勇猛果敢なるハヤブサよ。怒りの炎を巻き上げ、大地をも焼き尽くす閃光となれ!ランクアップ・エクシーズチェンジ!飛翔しろ!ランク8、『RR−サテライト・キャノン・ファルコン』!」
「……っ!」
夜空を照らす閃光と共に純白のハヤブサが空を駆け抜ける。そして、まさしく敵を殲滅
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