番外 リオINフロニャルド編 その3
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「うーん、明日から夏休み。フロニャルドに行けるのは嬉しいんだけど、やっぱりくやしいよー」
一学期の終業式が終わり、皆でカフェでお茶をしていると、燃え尽きた後にだれだれになってそうぼやいた。
先日の地区予選の敗退が悔しかったのだろう。
ヴィヴィオの言葉にズーンと同じように突っ伏したコロナとアインハルトさんの二人。
「それより、コロナとアインハルトさんはちゃんとご両親に長期旅行の許可は取ったんですか?」
「私は…はい、ちゃんと許可は取りました」
アインハルトさんは流石年長者。しっかりしてるね。
アインハルトさんの肩に乗っているこの間からアインハルトさんの相棒になったアスティオンもコクンとうなずいている。
八神さん達に造ってもらったと言ったアインハルトさんのデバイスは豹のぬいぐるみ外装なのだけど、ヴィヴィオもウサギだし、流行っているのかな?
「わたしも大丈夫。ちゃんと無人世界カルナージで二週間の強化合宿をヴィヴィオ達としてくるって言っておいたから」
コロナも大丈夫と、それじゃあ後は出発の準備だね。
そのあと必要なものを皆で買いに行く約束をして解散。
後日皆で準備をして無人世界カルナージへ。
今回は行きの引率として八神さん一家が同行している。
たぶん、あの映画に出てきたリインフォースさんに会うためだろう。
なのはお姉ちゃんが会わせてあげるって言ってたからね。
まぁ、今回の事で一番説得に時間が掛かったのは実は両親よりもノーヴェ師匠達なんだけど…
どうやら夏休み、みっちりトレーニングメニューを考えてたらしいよ。
終いには自分も行くと言ってきた次第。
それを申し訳なくもなんとか断ってようやく出発の船に乗る事にこぎつけた。
フロニャルドへは連れて行くわけには行かないし、多分アオお兄ちゃんも連れて行かない。
アオお兄ちゃんは人との繋がりを自分がいる世界で完結させたがっているように感じたし、だからこそ今更ミッドチルダでの新しい人間関係はわずらわしいだけじゃないだろうか。
あたし達は偶然にも知り合えた。だからこそ呼んでもらえているだけなんじゃないだろうか…
臨行次元船で四時間。
無人世界カルナージへと到着した。
ここからあたし達はフロニャルドへと渡る事になる。
いつか来たルーテシアさん親子が経営している宿舎へは寄らずに小高い丘の上へと移動する。
時計を確認すると、アオお兄ちゃんとの待ち合わせまでもう直ぐだった。
すると、目の前の地面に魔法陣のようなものが発光して浮かび、その中から人影が三つ現れた。
一つはアオ兄ちゃん、もう一つはなのはお姉ちゃん。そして、最後の一つは…
「リイン…フォース…」
「は
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