番外 リオINフロニャルド編 その3
[5/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
勇者とやらを紹介してくれるらしい。時間が合えばとのお誘いだ」
どうする?とアオお兄ちゃん。
本当は直ぐにでもアオお兄ちゃんに修行を見てもらいたかったのだけれど、ミルヒオーレさんに会うのも楽しみにしてたし…時間はまだまだあるよね?
「どうする?」
と、ヴィヴィオがあたし達に問いかけた。
「わたしはミルヒオーレさんに会いたいかな」
「私もです」
「うん、あたしも」
コロナの答えにアインハルトさんとあたしも同意する。
セルクルが引く馬車に揺られてビスコッティへと移動する。
ビスコッティに行くのはあたし達を除けばアオお兄ちゃんとフェイトお姉ちゃん、シリカお姉ちゃんの三人。
その他のメンバーはどうやら少し用事がある様だった。
遠くで剣と剣がぶつかる金属音が響いてくる。
「もう始まってるね」
「いいなー、楽しそうだなぁ。ねぇ、アインハルトさん」
「はい、楽しそうです」
「ダメだよ、今日はウチ(フリーリア王国)は不参加だからね」
フェイトお姉ちゃんがそう嗜めた。
「「「「えええええっ!?」」」」
ビスコッティ陣営の砦の中に招かれて、バルコニーへと案内された。
先にアオお兄ちゃん達が挨拶を終えたようだ。
そしてミルヒオーレさんの視線がこちらに向かう。
「わー、皆さんお久しぶりですね」
「はい、お久しぶりです。ミルヒオーレさん」
歓迎の言葉を掛けてくれたミルヒオーレさんにあたし達も挨拶を返す。
「そしてこちらがレベッカさん。勇者さまの幼馴染さんです」
「あ、あのっ…レベッカ・アンダーソンです。はじめまして」
丁寧に、そして少し緊張からか震えながら自己紹介を返してくれたレベッカさん。
「リオ・ウェズリーです」
「高町ヴィヴィオです」
「コロナ・ティミルです」
「アインハルト・ストラトスと申します」
自己紹介を返し終わると、ビックリしたようにレベッカさんが問いかける。
「あ、あれ?あなた達は耳と尻尾が普通なんですね」
と、レベッカさん
「はい、わたし達の出身はミッドチルダですから。レベッカさんのご出身は?」
そうヴィヴィオが聞き返す。
「ミッドチルダ?そんな名前の国の名前は聞いた事が無いんだけど、姫さま、ミッドチルダってこの世界の国の名前ですか?」
「いいえー、この世界とはまた違った世界のご出身らしいですよ」
「そうなのですか?」
「はいー。そしてわたしがお答えしますが、レベッカさんは勇者様と同じく地球のご出身なんですよ」
ミルヒオーレさんがレベッカさんの代わりに答えた。
「地球…えと、管理外の第97世界だよね、アオお兄ちゃん」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ