番外 リオINフロニャルド編 その3
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い…主はやて」
はやてさんはたまらずと駆け出すとリインフォースさんに抱きついた。
「おみ足は治ったのですね」
「そんなん、何年前の話をしてんねや」
そう口では軽口を言っているようだが、二人ともその両頬を涙で濡らしている。
「リインフォース…」
続いてヴォルケンリッターの面々が前にでる。
「将よ、すまん。将には苦労を掛けた」
「いいや。私達はあなたからかけがえの無い、大切な時間と言うものをいただけた。その時間で主を守るのは騎士の幸福」
「そうか…」
その後、ヴィータ、シャマル、ザフィーラと声を掛け…
「あなたが今代のリインフォースだな」
「はいなのです。…リインフォース・ツヴァイと言うのですよ…お姉ちゃん」
「…っ!…私を姉と呼んでくれるのか?」
「もちろんですっ!」
そう宣言するとその小さい体のまますぅーっと飛んで行き、リインフォースの頬に抱きついた。
そっと抱擁した後に、はやてやヴォルケンリッターを掻き分け、最後の1人へと歩を進めたリインフォースさん。その先には所在無さそうに小さくなっているアギトさんの姿があった。
「君は?」
「あ、あたしは…」
「この子はアギト。私らの新しい家族や」
どう答えてよいか戸惑ったアギトにはやてさんがそう説明した。
「そうか。リインフォースだ。よろしく頼む。アギト」
そう言って伸ばされた手はアギトの頭をなでている。
「お、おう…」
それをくすぐったそうに、それでもアギトさんはテレながら受け入れていた。
「わたし達の事、忘れられてるね…」
「みたいだね」
一緒に転送陣から出てきたアオお兄ちゃんとなのはお姉ちゃんがぼやいた。
「あ、あの。お久しぶりです」
あたしの言葉を皮切りにヴィヴィオ、コロナ、アインハルトさんと続く。
「うん、リオちゃんもコロナちゃんもアインハルトちゃん、そしてヴィヴィオも久しぶり」
「久しぶりだな、元気してたか?」
なのはお姉ちゃんとアオお兄ちゃんが挨拶を返してくれた。
感動の再会を邪魔するわけにもいかず、見守る事数分。
「再会も終わったところで、いいかな?」
アオお兄ちゃんが八神一家に向かって話しかけた。
「ええっと…どちら様や?」
「アイオリア・ドライアプリコット・フリーリア。アオでいいよ」
「アオ…さん?…アオ君なんか?」
「それは追求しないでくれると助かる」
しかし、その返答で確信は得ただろう。
「それで。リインフォースの事だけど、どうする?」
「どうって?」
アオお兄ちゃんの質問にはやてさんが聞き返した。
「リインフォース本人の意思、そして
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