戦闘校舎のフェニックス
フェニックス眷属対グレモリー眷属+兵藤一誠(2)
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高きフェニックス眷属は炎と風を司る!受けよ!炎の旋風を!」
カーラマインと木場を中心にして、野球グラウンドに炎の渦が巻き起こる。熱風だが、俺にとっては常温だな。
「カーラマインめ。味方が近くにいる事を忘れているのか!」
旋風から顔を守る為に腕でガードをするイザベラが毒づくが、熱風を受けて木場の氷の剣が溶け出した。
「なるほど、熱波で僕らを蒸し焼きにするつもりか・・・・だけど」
木場は刀身が融けて無くなった剣を前に突き出した。そして力強い言葉を言う。
「・・・・止まれ」
豪快な音を立てていた旋風が、木場の剣の方に吸い込まれている。数秒で、熱風は止んでグラウンドは静まり返った。
「風凪剣(リプレツション・カーム)一度の戦闘で二本以上も魔剣を出したのは久しぶりだよ」
木場の持つ剣の刀身には、円状の特殊な刃が生えていた。円の中心は、まるでブラックホールみたいな渦ができていた。
「・・・・複数の神器。神器所有者から得物を奪い、自分の物にしている後天的な神器所有者か?」
カーラマインの質問に木場は首を横に降る。
「僕は複数の神器を有してもいないし、後天的な神器所有者でもない。・・・・創ったのさ」
「創る・・・・だと?」
「そう『魔剣創造(ソード・バース)』は任意で魔剣を創り出せる。それが僕の持っている神器の本当の能力であり名称だ」
木場が地面に掌を向けると、グラウンドから複数の剣が勢いよく飛び出して来た。色んな形状の剣に刀身も全て違うようだ。カーラマインは避けながら、木場に吶喊していたら俺はイザベラとの戦いに戻った。奴はボクシングのように殴ってくるが正直弱い、小猫ちゃんより弱いと思った瞬間、力を籠めてイザベラの腹を殴った。
彼女は吹っ飛びながらも、態勢を整えようとしていたが空中からの踵落としで決まった。イザベラは地面に落ちて少し陥没後、消えたと同時に木場も一撃を放ってカーラマインは光となり消えた。本来なら会話がここであるはずのイベント会話をスルーしてしまった事が、唯一の痛手かな?
『ライザー・フェニックス様の「騎士」一名「戦車」一名、リタイア』
あと少しで、俺達の勝ちだがまだ油断は出来ない。かなり体力は使ったが、まだまだと思いながら俺は小猫ちゃんや朱乃と木場にハイタッチした。
「流石ですわ、一誠さん。『女王』を倒しただけはありますわね」
「そういえばカーラマインを倒す前に、会話をしていたようだが何て言ってたんだ?」
「まさしく瞬殺だね。僕もまだまだだけど、ああその事か。一誠君は戦闘中で気付いてなかったけど、戦闘前に隠し持っていたボイスレコーダーが役に立ったね」
「・・・・流石一誠先輩です」
俺達はハイタッチしてから、ボイスレコーダーに
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