戦闘校舎のフェニックス
フェニックス眷属対グレモリー眷属+兵藤一誠(2)
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にて臨戦態勢に入った。朱乃と小猫ちゃんは静観していたし、その隣にいた僧侶は戦わない。
「おい。アイツは戦わないのか?」
「気にしなくていいぞ。あの子は特殊なのでな、今回の戦いもほとんど観戦だけさ」
「どういう事だ?」
「彼女は、・・・・いやあの御方はレイヴェル・フェニックス。ライザー様の妹君だ。特別な方法でライザー様の眷属悪魔とされているが、実の妹君だ」
へえ、そうなのか。俺は仮面女と戦いながら木場の戦いを見ていたが、まさか焼き鳥野郎の妹までもが眷属悪魔としているのか?
「ライザー様曰く『妹をハーレムに入れる事は世間的にも意義がある。ほら近親相姦っての?憧れたり、羨ましがる者は多いじゃん?まあ俺は妹萌えじゃないから形として眷属悪魔って事で』だそうだ」
「あの焼き鳥野郎はホントの変態バカ野郎だな、まあいいか。妹をハーレムに入れる事自体、思考回路の可笑しい奴だとあとで奴に言っといてくれない?」
「その時は私が負けた時にでも言っておこうか」
俺とイザベラとの会話をしているが、朱乃と小猫ちゃんは側で見ているが実際は最低な『王』とでも思ってるんじゃねえの。
「私としてはそこの人間からやりたいがまあいいだろう。リアス・グレモリーの『騎士』よ、正々堂々と戦おうではないか」
「そうしてもらうと助かるよ。さてやろうか。カーラマイン!」
剣を鞘から抜き放つカーラマイン。木場も銀光を煌めかせながら剣を抜き身にしていく。
「『騎士』同士の戦い・・・・待ち望んでいたよ。個人的には尋常じゃない斬り合いを演じたいね」
木場の攻撃的な物言い。木場が生き生きとした笑みを浮かべて喋っていた。
「よく言った!リアス・グレモリーの『騎士』よッ!」
カーラマインが、踊るように斬撃を繰り返していた。火花を散らし、剣と剣がぶつかり合う!お互い『騎士』の所為か、動きが神速のようだが俺にはゆっくり見える。肉眼で追い付けない剣戟二人は、高速で消えたり鍔迫り合いでの繰り返しになっていた。俺は仮面女と戦っていたが、正直弱いとも思える程で欠伸が出るくらいだ。
「暇そうだが私の戦いは暇か?」
「欠伸が出る程暇だ。しばらくあっちの観戦するか?」
俺はそう言ったらレイヴェルも呆れながら文句を言う。
「全く、頭の中まで剣剣剣で塗り潰された者同士、泥臭くて堪りませんわ。カーラマインったら『兵士』を犠牲にする時も渋い顔していましたし、主である『王』の戦略がお嫌いなのかしら?しかも折角可愛い子を見つけたと思ったら、そちらも剣バカだ何てついてませんわ」
レイヴェルと言った妹は、文句を言いながら座っていた。西欧のお姫様みたいなドレスを着込んでいるが、頭の両側にドリルみたいな縦ロールだった。ま
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