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ひねくれ騎士(ナイト)の|生存報告《ライブレポート》
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術も受け流す術も知らない俺は全身に魔力を纏防御する。少しの隙を見つけ剣を振るうが難なく避けられる。
「やっぱり素人か。少しでも期待した俺がバカだったぜ。」
腹部の蹴りと受け止めた連打が効いてもう立っているのもやっとだ。
「じゃあな、今度こそ眠れよ」
男が右手に魔力を収束させる。真白を倒した技だ。考える生き残る方法をボロボロになっても逆転する方法を。
やはり、自分にできる唯一の技にかけることにした。
意識を今まで以上に集中させる。自分のなかにある魔力を限界まで送る。剣からも新たな情報を読み取る。そして一つの名前が伝わってきた。
「カリバー.........エクス、カリバー.....」
同時に黒い魔力に覆われた剣が紅い輝きを帯び始めさらなる光が集まってくる。
「その剣は....魔剣か?いや、この輝き方は...........聖剣か」
男が少し驚くが、
「おもしれえ、最高だぞ素人ーーーー」
剣を構える伝わる知識には必要な詠唱が頭に浮かぶ。
「あふれる怒りの業火、彼の王を討ち滅ぼせ!!滅ぼし勝利する剣(エクスカリバー)!!!!」
同時に男も解き放つ。魔力の力がぶつかり合い大きな爆風がおこる。そして再び煙に包まれる。
「どうだ!!」
地面に倒れこむ。身体から力が抜ける。ほんとどうしてこうなった。感じる達成感を胸にまぶたが熱くなった。
「くそが、中々の威力じゃねーか」
煙が晴れると襲撃者は立っていた、ボロボロではあるがまだ動けるようだ。もう絶望しかなかった。自分にできる精一杯をやったのに倒すことは不可能だと理解してしまう。そうこれが現実だ。どんなにあがいてもどんなに手を伸ばそうとも所詮凡人は凡人、ましてや今初めて戦ったような奴が勝つなんておとぎ話も大概だ。
「さてと、テメェからだな。まあ、悪いところじゃあねぇからそう気張るなよ。俺が保証してやるからさ」
その通りだ。素直にさらわれていればこんな思いしなくて済んだ。最初から間違えていたのだ。最初の選択を悔やむ。
「さ、行くぜ」
襲撃者が手を伸ばす、自分もその手を取ろうと伸ばす。
「確保」
同時に襲撃者が結界に閉じ込められる。
「あそこまで派手だと.....結界張るの大変。でも、男の子頑張った。だから、強いの張れた。」
女子生徒が歩いてくる。風紀委員長にそっくりだが雰囲気が違う。
「へっ。こりゃあ、俺の負けだな。よし、逃げるとするか」
「無駄。」
「そうでもねぇぞ!!!」
地面を殴るとそこから光があふれ男を包む。そして消えた。
「今回は向こうの準備の方がよかった。素直に認める。」
するとこっちを向き手を差し伸べる。
「大丈夫?」
「はい、助けていただきありがとうございます。」
手を取りながら返事をする。
「別に、生徒会
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