暁 〜小説投稿サイト〜
ホウエン地方LOVEな俺がゲームの中に吸い込まれちゃった
フレア団は痛い子
[1/4]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
「ほーら、吐け、吐けよ。吐いちまえば楽になれるぜ」
「……ス、スマート」
突然赤い服を着た頭がトんでる人にバトルを仕掛けられた俺。まあぶっちゃけ瞬殺だった。当然といえば当然だけど、素人丸出しで本当に頭が逝っちゃってる感じ。本当に……関わりたくなかった。
だが一つだけ……こいつが洩らした『フレア団』という単語だけは聞き逃せなかった。
ポケモンで『〜団』とかもうアレしかないだろ。
つまりは悪の組織。
第三世代ホウエンはマグマ・アクア団。第四世代シンオウはギンガ団というようにポケモン世界の地方には必ず一つ以上悪の組織が存在する。
今回もこの例に漏れずカロス地方にはフレア団という組織があると考えて良いだろう。
と、言う訳で
「まずお前はここで何をしてたんだ?答えろ」
俺は今、人生初の脅迫を行っている。まあ逆に人生初じゃなかったら何なのという話なのだが。
「い、いうもんか!」
そりゃそうだよなー。こんなで吐く悪の組織があってたまるかって話……
『発電所の作戦に邪魔が入らないように見張っていろ』なんて言われてねえよ!」
……前言撤回、うん。まあ初めてだが情報を全て聞き出すのに時間はかからなそうだ。
***
「いけー!ズルッグ」
「やってしまえ!グレッグル」
「ずるーっぐ!」
「グレーグル」
「はあ、もうヤダ」
はあ、俺なんか悪いことしたか?はあ……ため息が止まらんよ。
見張りのフレア団(したっぱ)に情報をあらいざらい吐かせた後、取り敢えずカロス発電所がかなり重要そうだったので来てみたら、案の定フレア団だらけだった。進もうと進もうとフレア団フレア団フレア団。
おまけに戦いの面でもポケモンは弱いし同じ種類ばっかだしで、新鮮味が足りない。もっとこう血湧き肉躍るようなそういったバトルをしてみたい!
「むっ!
また
(
・・
)
侵入者か!見張りは何やってるんだ!」
ーー俺がぶっ潰しました。とは言わないが取り敢えずまたかよ。もういいよ出てくんなよ。頼むから。本当に、100円あげるから。
でも一つ重要なこと言ってたな。『また』って。ということは俺が来る前にも侵入者がいたってことか?
そんなこんなでミロカロスにバトルを任せたままグングン進んでいくと、今度は一風変わったモヒカン頭の赤い奴が出てきた。
「今度はなに?」
「アケビさんに頼まれた。ここからは行かせん!勝負!スマート!」
ほんと話聞かねえし、スマートスマートうるさいし、相変わらず真っ赤だし、モヒカンだし、ダサいし、モヒカンだし。
なんか自分で幹部とか言っていたモヒカンのヘルガーをミロカロスはただのみずでっぽうで蹴散らす。
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ