第三十二話 加藤中尉!作者は折り鶴を折れない!!その十四
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「っていうか某野菜王子より強いぞ」
「あんな噛ませなんてレベルじゃねえぞ」
「若本さん声のあのキャラより強いだろ」
「普通に光速で動けるしな」
この作品では普通のことである。
「西郷さんの描写格好いい気がするしな」
「威風堂々に書いてるだろ」
「俺達なんてせこい、ずるい、悪い、図々しいなのにな」
「敵役の方にウェイト置くなよ」
「この作品はこうした作品なの、とにかくね」
瞬はその背中に三つの、それぞれの色の軍服を着た逞しい腕を組んだ軍人達のスタンドを出しつつ述べた。
「折り紙するわよ」
「スタンド関係なくな」
「今回スタンド勝負じゃないからな」
「じゃあ何でスタンド出したとかいう話はなしで」
「折り紙だな」
ようやく今回の勝負になるのだった。
「じゃあはじめるか」
「やっとだな」
「さて、じゃあな」
「折り紙やるか」
「折るものは何でもいいわ」
今回の審判は葉山さん(モブです)という、舞鶴に勤務している会場自衛官の人で階級は二等海尉だ。黒髪を後ろで束ねた和風美人、防衛大学出身である。声は井上麻里奈さんが望ましい。
「二十本勝負、先に十一本か二十本終わった時点で一本でも多い方が勝利」
「ああ、わかったぜ」
「それじゃあそれでいくか」
二人も納得した、そして。
加藤もだ、瞬に対して言った。双方それぞれの敷物の上に座している。ちなみに瞬と加藤は正座で座っている。
「では大将」
「はい、心を澄ませて参りましょう」
「折り紙は心が出ます」
「その折る者の心が」
「心が乱れていればよいものは折れません」
折り紙を極めての言葉だ。
「ですからこれよりです」
「心を澄ませ」
「折りましょう」
「わかりました」
「使う紙は色紙です」
葉山さんがまた告げた、海上自衛官の制服が似合っている。
「一回の勝負で何枚使ってもいいです」
「わかりました」
加藤が葉山さんの言葉に応えた。
「ではこれより」
「はじめです」
こうしてだった、ようやく勝負がはじまった。そして。
双方どんどん紙を折っていった、だが。
十本終わっても双方引き分けで点は互角だった。
「この作品最後まで互角のまま進むんだよな」
「絶対にな」
ジャスティスカイザーの二人はその点数を見て言った。
「それで最後の一本で決まるんだよ」
「その展開しかないんだよ」
「それで今回もな」
「互角のままか」
「十本終わってもそうか」
「何折っても互角だな」
二人は今自分が折ったものを見た、尚智はカブトムシ、尚武はクワガタだ。どうして折ったのかは作者は知らない。
「こっちはカブトとクワガタで敵はタガメとゲンゴロウ」
「で、互角か」
「ちなみに作者ミズカマキリやタイコウチは見たことあるけれど
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