第三十二話 加藤中尉!作者は折り鶴を折れない!!その十三
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「だからいいんだよ」
「俺達が最後に勝てばそれでいいんだよ」
「そんなことばかり言うから嫌われるのよ」
それも全世界単位でだ。
「この前も何処かのアンケートで嫌いな奴ナンバーワンになったらしいけれど」
「ああ、オーストラリアの雑誌のアンケートでな」
「二位を大きく引き離してのトップだよ」
「全投票の九割が俺達に集まったぜ」
「どれだけ嫌われてるんだよ」
「だから日頃の発言と行動のせいよ」
また突っ込みを入れる瞬だった。
「あんた達少しは真っ当に行きなさいよ」
「へっ、誰がそんなことするかよ」
「俺達は自由に生きてるんだよ」
「金、お姉ちゃん、遊びだ!」
「金はイカサマギャンブルで稼ぐぜ!」
普通の仕事やアフィリエイトもするが、というのだ。
「麻雀、トランプ、ルーレット!」
「俺達のイカサマの前には敵はないぜ!」
「そのうち警察に捕まるか親にイカサマばれるわよ」
この場合の親とは博打の親である、博打は親でないと実は真っ当にしていては絶対に儲からないと言われている。
「ヤクザ屋さんにばれたら南港よ」
「だからそんなヘマするかよ」
「俺達は生まれついてのイカサマの達人なんだよ」
「ダービー兄みたいだと思いな」
「弟でもいいぜ」
「じゃあ最後承太郎さんに追い詰められて終わりかオラオラで吹き飛ばされるのね」
第三部参照。
「まあ私的にはオラオラで性根を入れ替えるまで殴られるべきだと思うけれど」
「へっ、何を言ってやがる」
「俺達だってスタンド持ってるんだぜ」
今出来た設定だ、二人は肩をすかして言うのだった。
「外道の赤!」
「邪道の青!」
「どうだ、凄いだろ!」
「いい名前のスタンドだろ!」
「そのまんまじゃない、ついでに言えばレスラーみたいな名前のスタンドね」
瞬はまた冷静に突っ込みを入れた。
「邪道、外道って」
「あと非道さんって人もいるぜ」
「中々面白い名前だな」
「まああんた達は確かに邪道、外道ね」
これは全世界からの評価だ。
「合ってるわ」
「じゃああんたは何なんだよ」
「どんなスタンドなんだよ」
「三つあるのよ」
本来は一つだが瞬は違った。
「陸の緑、海の黒、空の青よ」
「って軍服の色じゃねえか」
「日帝衆のそれぞれの色だろ」
「そもそもスタンド三つかよ」
「何でそうなってるんだよ」
「作者の贔屓よ」
瞬は二人にそれが理由だとはっきりと告げた。
「ちなみに西郷さんは二十二あるわよ」
「ああ、タロットのスタンド全部か」
「全部持ってるんだな」
「そこまで持ってるのかよ」
「すげええこ贔屓だな」
「そうよ、だって今の時点でこの作品のラスボスよ」
あくまで今の時点では、だ。
「それも当然でしょ」
「星の白金も世界の二
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