戦闘校舎のフェニックス
別荘での夜
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者は焼き鳥野郎の精神が尽きるまでこちらのスタミナを保つ事だ。身体が再生する時に精神も疲弊する。体は不死身でも、精神までは不死身じゃない。フェニックスの精神を押し潰せば俺達の勝利って事だ」
「ええ。ただ私達には神クラスに、一撃で相手の精神も肉体も奪い去る力があれば楽何でしょうね」
『俺は神クラスの攻撃が出来るが、今の段階では封印を解除する訳にはいかないな』
『相棒は創造神黒鐵の力を封印しているから、他悪魔からもただの人間にしか見えない訳か』
ドライグと念話した所で聞いてみたが、前々から疑問があったからだ。
「ところでどうしてライザーの事を嫌っているんだ。今回の縁談、拒否理由を教えてほしい」
ライザーは女たらしで最低な所があるが、お家事情を考えると断れないしな。
「・・・・私は『グレモリー』なのよ」
「うん?確かにそうだな」
「いえ改めて名を言った訳じゃないのよ。私はあくまでグレモリー家の悪魔で、どこまで行ってもその名が付き纏うって事」
「嫌なのか?」
「誇りは感じているわ。けれど私個人を殺しているものでもあるから、誰しも私の事をグレモリーのリアスとして見るわ。リアス個人として認識してもらえない。だから人間界での生活は充実していたし、誰も悪魔グレモリーの事何て知らないもの。皆、私を私として見てくれているからそれが堪らなく好きだわ。悪魔社会では、それを感じる事は出来なかったし、これからも感じる事何て出来ないわ。私が私として充実できるのは、この人間界にいる間だけ」
遠い目をしているリアスだが、寂しさを瞳に乗せていた。俺としては、この名を気に入ってるが世界によって名は変わる。恋姫世界では北郷一刀だったし、IS世界では織斑一夏だったし、天下御免では秋月八雲だったしいしな。
だがそれはあくまで各世界での名前であり、本名は織斑一真となっている。IS世界に行く前は、名字が無かったから、コードネームでカズマと呼ばれていた。ただし両親は存在しないが、俺には家族はいる。奏や優斗、他の外史世界で知り合った仲間や記憶共有者達も仲間や家族だ。
「私はグレモリー抜きとして、私をリアス個人で愛してくれるヒトと一緒になりたいの。それが私の小さな夢・・・・残念だけど、ライザーは私の事をグレモリー家のリアスとして見ているわ。そしてグレモリー家のリアスとして愛してくれるのが、嫌何だけどグレモリーとして誇りは大切なものよ。矛盾した想いだけど、それでも私はこの小さな夢を持っていたいわ」
リアスは『リアス・グレモリー』としてではなく『リアス』個人として異性に愛されたい訳か。乙女の想いは無限大だと聞くが、それかもしれんな。
「俺は、グレモリーとしては見てないぞ。リアス個人として見ているが、今はサーゼクスの頼みとな
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