戦闘校舎のフェニックス
別荘での夜
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に入れられると人間界の国々に伝説を残す程だったわ」
だが、聖獣であるフェニックスにはもう一つの一族がいた。侯爵の地位を持ち『七十二柱』にも数えられた悪魔側のフェニックス。
「人間達は、聖獣フェニックスと区別する為に悪魔のフェニックスを『フェネクス』と呼ぶようだけど、聖獣と称されるフェニックスとライザーの一族は能力的にはほとんど一緒。つまり不死身であり、私達はそれと戦わなくちゃいけない」
ルシファーから聞かされたが不死身でも倒せる方法はあると、一つは神クラスの攻撃をするか精神を消耗させるかと聞かされていた。俺は前者の方だが、不死身は確かに最強だが神クラスの攻撃が出来る俺にとっては何の問題もない。
「ほとんど無敵に近いわね。攻撃してもすぐ再生して傷を治すから、業火の一撃は骨すら残さない。八勝二敗・・・・これはライザーの公式『レーティングゲーム』の戦績よ。十回戦って八勝の内二敗は、懇意にしている家系への配慮でわざと負けただけ。実質は全勝だから、既に公式タイトルを奪取する候補にもなっているわ」
なるほど。それはリアスが言ってた事で理解出来た。俺なら楽勝だが、リアス達では勝てるか分からない。だから作戦を練っている事何だと。
「ライザーが婚約相手に選ばれた時から、嫌な予感がしたの。そうね、今思えばこうなる事を見越して、お父様達は最初から仕組んでいたんだわ。私が否応無しに結婚するように、ライザーを当てた。こうして身内同士のゲームになってもライザー相手=フェニックスが相手なら、勝てるはずがないと踏んでいたんだわ。チェスで言う所のハメ手。スウィンドルね」
リアスが強くとも、不死身が相手ではどうにも考えたのか。ケルディムはそう考えたのかもしれんが、それならどんな上級悪魔の娘であっても確実に結婚するしかないな。それも政略結婚とも言うべきでもあるが、俺的にはいくら両親が決めた事があっても否定ぐらいはするさ。
「レーティングゲームが悪魔の中で流行るようになって、一番台頭したのがフェニックス家だった。悪魔同士で戦う何て、ゲームをするようになるまではほとんどなかったわ。『王』も参加するこのゲームで、フェニックスの強さが浮き彫りになったの。フェニックス家は、公式『レーティングゲーム』で最強クラス筆頭・・・・不死身。これがどれだけ恐ろしいモノか、悪魔達は初めて理解したのよ」
不死身なら何度倒されても復活出来るから、フェニックスと違って他の悪魔の力には限度があるから疲労した所を一気に叩かれる、か。俺が思考の海に入っているとリアスは苦笑した。
「ライザーを倒せない事もないのよ?」
「ああ知ってるさ。倒す方法は二つだが、圧倒的な力で押し通すか起き上がる度に何度も何度も倒して精神を潰すかの二択だな。前者は神クラスの攻撃が必要であり、後
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