戦闘校舎のフェニックス
会談後に帰宅×修行開始
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ああそうだ。木場と小猫ちゃんと朱乃は知らないから言っておくが、これは三大勢力戦争前に撮影した写真だ。もちろんこれと同じのを持っている奴は、先程言わせた各勢力トップが持っている」
『・・・・ッ!?』
皆は驚愕しながら、映写機に映された画像をまじまじと見ていた。
「一誠君の周りにいる女性達は誰だい?」
「前四大魔王だ木場。黄金の翼を持つ者は『聖書に記されし神』で、後ろはアザゼルにミカエルにアガレスと幹部達だ」
「あの御方が神様。綺麗な人なんですね一誠さん」
「そうだ。今でも懐かしいと思うよ」
ここで俺の授業が終わって休憩後は、アーシアが俺達に授業を始める。
「コホン。では僭越ながら私、アーシア・アルジェントが悪魔祓いの基本をお教えします」
皆の前に出て話を始めるアーシアに拍手でエールを送るが、ちなみに俺はアーシアの助手をしていた。アーシアは悪魔なので、十字架や聖水が触れないからだ。
「え、えっとですね。以前、私が属していた所では、二種類の悪魔祓いがありました。一つはテレビや映画でも出ている悪魔祓いです。神父様が聖書の一節を読み、聖水を使い、人々の体に入り込んだ悪魔を追い払う『表』のエクソシストです。そして『裏』が、悪魔の皆さんにとって脅威となっています」
アーシアの言葉にリアスが頷く。
「一誠も出会っているけれど、私達にとって最悪の敵は神または堕天使に祝福された悪魔祓い師よ。彼らとは、歴史の裏舞台で長年に渡って争ってきたわ。天使の持つ光力を借り、常人離れした身体能力を駆使して全力で私達を滅ぼしにくる」
俺の脳裏にイカレた少年神父を思い出すが、白髪のイカレたエクソシスト。悪魔だけではなく、悪魔と関わりを持った人間さえも無残に斬り捨てる。アーシアは俺に指示を出し、聖水と十字架と聖書を取り出した。リアスは汚いモノに触れるような感じで、水の入った小瓶を指で摘まんでいる。
「では、聖水や聖書の特徴をお教えします。まずは聖水。悪魔が触れると大変な事になります」
「そうね、アーシアも触れちゃだめよ。お肌が大変な事になるわ」
「うぅ、そうでした・・・・私、もう聖水を直に触れられません・・・・」
リアスの言葉にアーシアはショックを受けるが、俺は平気だがアーシアは悪魔だからな。
「作り方は一誠さんに教えてあるので、あとで一誠さんに聞くか私に聞いて下さい。役に立つかどうかは分かりませんけど、いくつか製法があるんです」
確かに先程教えてもらってノーパソにデータを入れてあるが、得意分野なのか、ハキハキと楽しそうにアーシアは講義を続けていた。
「次は聖書です。小さい頃から毎日読んでいましたが、今は一節でも読むと頭痛が凄まじいので困っています」
「悪魔だもん」
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