第八十六話
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、その身体をポリゴン片となって散らす銃士Xにはもう興味がないとばかりに、今度はこちらの方を向く。まだこちらの動きは回復しない。
「いい、眺め、だな。《銀ノ月》」
その名前は、今ここにはない愛刀以上に意味がある名前であり、呼ばれたくもない名前の一つであり。《死銃》は《黒星》を仕舞い込むと、肩に下げていた長大な狙撃銃を構え、俺の頭に零距離で押しつける。
「『向こう』で、見ていろ」
そう言いながらこちらを見下ろす《死銃》の姿は、ドクロの仮面をしているにもかかわらず――どうしようもなく、笑っているように見えた。
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