第六十三話
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こちらの話しが終わると、シリカを連れてツキが戻ってくる。
しかし、その服装が変わっているのは見間違えようも無い。
「どうですか?似合ってます?」
はにかみながらそう聞いてきたシリカははっきり言って可愛らしかった。
「似合ってるよ。…だけど」
そう、だけどっ!
「何でキャロのバリアジャケット!?」
「ふっ!俺の裁縫スキルをバカにして貰っては困る」
いや、バカになんてしてないよ!
寧ろ凄い再現度でびっくりしているんだよっ!
って言うか、俺と彼らの原作知識には差異があるな。
俺はキャロなんてキャラは見たこと無かったのだが、彼らは見たことがあるように完璧に再現している。
それに俺がキャロのと言った発言を当然のことの様に受け止めている。
これはつまり…
A’sの続きが公式に作られている?
まあいいか、未来はなるようにしかならないだろう。
まあ、もし現実に帰れたならば記憶のすり合わせを行なおう。
今は余計な発言は控えるべきだな。
「これ、見かけによらず丈夫なんですよ!前に装備していたのよりもかなり防御が高いです」
嬉しそうにはしゃぐシリカの周りをピナがくるくる回る。
「っやばい!来たコレ」
「なんと言うご褒美!」
何かフェイトとヴィータが悶えている。
「お前ら!俺らのギルド規律は忘れてないだろうな!」
ルイズが声を張る。
「勿論であります。常に紳士たれですね!」
「我々はタダの変態ではないのであります!変態と言う名の紳士なのであります」
「なら良しっ!」
よくねぇよ!
「あ、獅子座さんの物もちゃんと用意してますよ。結構自信作だぜ」
そう胸をはるヴィータ。
いつの間に作ったのだろうか…
そう言えば団長との会話の時に居なかったような?
「シリカちゃんとの話だと鉱石系のアイテムは売り払っていて手元にあんまり残ってないんだろう?」
確かに。
今までオーダーメイドとは無縁だったから売ってコルに替えてたね。
「だから今回はお礼も兼ねてうちで保管してある鉱石でも最上の物で造らせて貰った」
「……いいのか?そんな大事な物を使って」
「いや、さっきも言ったがお礼だ。それに鉱石はまた取れば良いだけだ…その代わりちゃんと使ってやってくれ」
「ああ、必ず」
…
…
…
交換ウィンドウを閉め、装備ウィンドウを開き、一括で装備を変更した俺。
その装備を纏った瞬間俺の体が光り輝いているかのよう錯覚するほどに周りの光を反射する金色の鎧、風も無いのに演出なのかなびくマント。
全体的にどこと無く獅子を連想させる。
「おおっ!」
「凄いなっ!
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