017話
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去っていったファントムたちを見送ったメルの一同、そしてポズンから改めて休みの通達が入り正式な休みが取れることになったメルの一同。
「やったぁナンパやぁ!ナンパ!ナンパ!!」
「そんな事してる場合じゃないだろ馬鹿……」
「やっぱり修行っすよね…」
アルヴィスが目配せをするとギンタとジャックの修行の相手をしていたガイラが頷く。
「ギンタ、ジャック、ドロシー、ナナシ、アルヴィス、ジーク。お前たちにはこれから一日分、修練の門に入って貰う」
「確か修練の門の中ってえ〜っと……ろ、60日分修行するのか!?」
「なんや60日って!?」
「ま、また入るんすか!?」
「如何して!?如何して私も入るの〜!?」
「事前に言って貰えるのなら文句はない」
地味に突然門の中に打ち込んだ漸く犬から分離出来たアランを非難するジークであった。
「悪かったって言ってるだろ、もう勘弁してくれ」
「まあいいだろう……んで今回はどんな修行をするんだ?」
「今回は特別メニューだ、もうお前たちには余裕はない!これからお前達はある意味尤も戦いにくい敵と戦ってもらう」
「ある意味尤も、戦いにくい敵?」
如何いう意味だろうか、自分が一番苦手な物や傷つけたくない者と戦うのだろうか?そうなる自分の場合は生前大っ嫌いだったサソリなどだろうか。それとも
「?ジーくん、私の顔に何かついてる?」
「いや、尤も戦いにくいというならドロシーかも知れないと思ってな」
「う〜んたしかに、私もジーくんとは戦いたくないなー」
「では行くぞ。ディメンションARM、修練の門!!!」
ガイラが取り出したARMの竜が輪のような物を離すと足元に巨大な扉のような物が出現し、扉が開かれる。
「なんやこれえええええええええええ!!!!??」
「やっぱり落ちるんすかぁあああああああああ!!!!??」
「うわああああああああああああ!!!!???」
「いやあああああああああああああああ!!!!!???」
それぞれの悲鳴が響きながら落下していく5人、そして嘗てアランの修練の門と同じようにそれぞれが全く違う場所へと引き寄せられていく。そして到達した地、完全にバラバラになったメルの一行。
「戦いにくい敵、仲間同士で戦うと思っていたが違うのか…?」
周囲の様子を見ていたジークだったが次の瞬間目を疑った、足元の影が立体化し自分の目の前に立ちはだかったのだ。
「これは、俺の影か!」
『そういう事だ5人とも』
頭上から声が響く、それはこの空間に落とした張本人ガイラの声であった。
『今回お前達が戦うのは自分自身。ネイチャーARM シャドーマン、影とはいえ魔力の強さは各々と全く同じ。身体を苛め抜き、魔力を向上させよ。魔力が強く
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