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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico36天空城レンアオム〜Land of a Decisive Battle〜
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†††Sideはやて†††
シャルちゃんのお家から本局の艦船ドック近くの待機室に移動したわたしら特戦班。そこで「主はやて、ルシル、リイン!」海鳴市で留守番してたシグナムとシャマルとザフィーラ、そんで「フェイト、アリシア!」アルフが合流。そんで今は、リンドヴルムの本拠地であると思われる世界へ向かうための次元航行艦の手配、出港の手続きが終わるのを待ってる。
「それにしても、たった3時間で出港許可が下りるなんて異例だよね」
「うん、うん。発見されたばかりの世界へ渡航する時って、調査班の編成とかの手間で数日は掛かるのに。フィレス二尉や一課、どんな手品を使ったんだろう?」
セレスちゃんとルミナがそんな会話をしてるのを横で聞く。そこの事情はまだよう知らへんけど、今回の手続きが許可されるまでの速さは有り得ん程のものらしい。そんな2人の疑問に答えるのが「どうやらリアンシェルト少将閣下がお手伝いなさったそうですよ」ベッキー先輩や。んで、その話に一番反応を示すんがシグナムら、わたしの愛する家族や。
「ベッキーちゃん。その話、どこで・・・?」
「え? はい。特捜課のオフィスに寄った際にガアプ課長とセイジ課長補佐が、そのような話をしていたのを小耳に挟んだんですけど・・・」
シャマルの質問にベッキー先輩が答える。そんでシグナムとヴィータとザフィーラ、シャマルはなんか考え込むような仕草をした。やっぱりリアンシェルト総部長と、シグナムらの間になんかあるんや。今度こそそれについて問い質そうとした時・・・
「カートリッジ組に、神秘カートリッジを配布する。1人につき10発。連続ロードは、シグナムとヴィータは3発まで。なのは達は、リンカーコアがまだ成長しきっていないため2発まで。シャル、君もだ」
「はーい!」
スライド式の扉から入って来たのは、ジェラルミンケースを両手に携えたルシル君とシャルちゃんや。2人はソファの上にケースを置いてガチャッと開けた。中身は話の通りいろんな口径のカートリッジ、それになのはちゃんとアリサちゃん専用のマガジンが入ってた。
ルシル君は出港までの時間の空きを利用して、神秘を含んだ魔力が込められたカートリッジを作ってくれてた。なのはちゃん達にカートリッジを手渡してくルシル君とシャルちゃんやけど、「大丈夫か? ルシル君」の顔色が若干悪い気がしたから声を掛けてみる。
「ああ、大丈夫だよ。回収してある神器から神秘も魔力も吸収したことで、俺自身の魔力は使っていないから疲労も魔力消費も無いよ。もし、俺を見て体調が悪い、みたいなことを考えたのならそれは・・・」
そこまで言ったところでルシル君は明後日の方を遠い目で見た。ドキッとする。そやけどいつもの胸の高まりとは全然ちゃう。今のルシル君の目にわたしらのことは見えて
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