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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico36天空城レンアオム〜Land of a Decisive Battle〜
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てるよ」
クララさんがトンッと肩に手を置いた瞬間、その兵もどこかの拘置所へと強制的に転移させられた。
「転移門。ケリオンのことね。・・・特戦班はこれより本城を目指してください。特捜課は機動一課と共に一般兵の排除とロストロギア・神器の回収を行います」
そうして私たちは一旦分散することになった。私たち対神器の特戦班が目指すは浮遊島――天空城レンアオムの中央にそびえ立つ本城。そこにケリオン君、それにシュヴァリエルさん達、そして・・・リンドヴルムの首領が居る。
†††Sideなのは⇒フェイト†††
リンドヴルムの本拠地があると思われるある無人世界へとやって来た私たちは、リンドヴルムの本拠地・天空城レンアオムっていう空に浮かぶ巨大な島へと降り立った。
そして今は、神器を所有するロストロギア蒐集実行部隊やリンドヴルム首領、それに拉致されたケリオンの居る本城とかいう中央に建つ城へ向かっている最中。
『こちらルシリオン。砲台12基は片付けた。行き先は・・・中央の城、でいいか?』
「こちらフィレス二尉。そうよ。本隊と首領、ケリオンが居ると、構成員より情報を引き出せた。それと、転移門を開こうとしている、との情報アリ」
『転移門を開く・・・、ということは・・・まさか! 了解です。先行します!』
空を見上げれば、蒼い光の尾を引いて本城へと向かって行くルシルの姿を確認できる。私たちも速度を上げていく。と、『実行部隊を確認。本城入口を護っている。数は12』ルシルから報告を受けた直後、地上からルシルに向かって射撃や砲撃やら斬撃が何十発と放たれた。だけど今のルシルは空戦形態ヘルモーズ。掠りもしていない。そしてお返しとばかりにルシルも魔術の砲撃を連射。一方的な爆撃だ。
「今の内に突撃します! デュック・グラス、力を貸してください!」
フィレス二尉が神器、“デュック・グラス”を武装した。両腕と背中に氷のアーマーが生まれて、右腕と同化するかのように大剣が、左腕に同化するかのように1m近い楕円形の盾が造られた。そして、私たちも遅ればせながらも本城の庭に到着。
「新手だ! 例の対神器部隊だ!」
神器を持った兵たちが私たちに気付いた。数人がルシルを撃墜しようとしたままで、他数人が私たちに向き直った。すぐさますずかとルミナとベッキーが、ルシルから渡されていたカードホルダーから札を数枚と取り出して投げた。札は高速で飛んで行って、兵たちは迎撃しようとしたけどそれより早くそれぞれの神器に付着。
「ん? あれ? おい、神器の能力が発動しな――」
――ソニックムーブ――
――閃駆――
――ヒルンダプス・カウダクトゥス――
――フォックスバット・ラン――
私とアリサとシャルとシグナムの4人で高速突撃。
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