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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico36天空城レンアオム〜Land of a Decisive Battle〜
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女神の陽光《コード・ソール》・・・』

ルシル君の全身がサファイアブルーの魔力に覆われて、頭上にルシル君独自の魔法陣が3つと展開。そして『ジャッジメント!』その号令の下に3つの魔法陣から、雷撃、火炎、光の砲撃が同時に発射された。
砲速はとんでもなく速くて、特に速いのは雷の砲撃。ジャスミンと砲台の距離は10km近く離れてるのに、発射から着弾まで5秒と掛からずに真正面の砲台に着弾。遅れて他2発が左右の砲台に着弾、派手に起こる魔力爆発。

(うわぁ・・・、あの距離でも当てることが出来るんだぁ・・・)

モニターに映る爆炎に、「おお!」レクリエーションルームに居る一課の人たちが歓声を上げて、指笛まで鳴らした。みんな、砲撃の威力、射程、命中率に驚いてるみたい。正直、私たちルシル君の友達組も驚きだよ。威力や命中率は、模擬戦する度に思い知らされてるから判ってたけど、目標が10km先でも完璧に着弾させることが出来るの射程の広さには驚き・・・というより、若干引いた。

『各員、これよりジャスミンは浮遊島上空へ進入する。トランスポーターの転移先は島の陸地。その後、本艦は後退する。ルシリオン捜査官、引き続き砲台の破壊を頼む』

『了解です』

「ルシル君。シュヴァリエルとの戦いのために魔力温存しとかんと・・・」

はやてちゃんが、砲撃発射準備に入ったルシル君にそう伝える。すると『ありがとう。でも大丈夫』ルシル君がそう言って微笑んだ。はやてちゃんは「ルシル君の大丈夫って、どこか信頼度が足りひんわ」ボソって呟いた。付き合いの長いはやてちゃんだからこその呟きかも。

『浮遊島上空まで10秒!』

ブリッジクルーからのカウントに、私たちはグッとデバイスを握り直したり、深呼吸したり、頬を叩いて気合を入れたり、それぞれ戦闘意識を高める。そこに「フェイト、アルフ、みんな! 頑張って!」ジャスミンにお留守番するアリシアちゃんが応援してくれたから、「うんっ!」、「はいっ!」みんな頷き返した。

「――5、4、3、2、1、降下!』

転移時に発生する光で視界が一瞬だけ真っ白に染まって、光が治まったらそこは「ここが、リンドヴルムの本拠地・・・!」ザンクト=オルフェンと同じような石畳の街路が四方八方に伸びてる、浮遊島の中だ。

「あちこちから鐘の音がして耳が痛いね・・・!」

「侵入者を報せるための警鐘だろう」

アルフとザフィーラの耳がペタッと伏せられてる。聴覚は私たちの中の誰よりも優れてるから余計にうるさく感じるんだね。

「テレジア、お願い出来る?」

「お任せを、ガアプ課長」

テレジアさんが両腕をバッと左右に広げて目をスッと閉じると「すごい数。一斉にこちらへ敵兵が向かって来ます」そう言って、今わたし達が居る地点からどの辺りに
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