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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico36天空城レンアオム〜Land of a Decisive Battle〜
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く1つの星を見る。ルシル君がシュヴァリエルさんに付けた発信機の役割を果たす魔術が示す座標の世界。そして今は、あの世界にサーチャーを飛ばして偵察中。その映像が・・・・来た。星の映像が世界内の映像に切り変わる。自然豊かな世界みたいで、見たことも無い動植物たちが自然を謳歌してた。

『こちらブリッジ。ザッと生命反応を確認した結果、無人世界であると思われる。あと、この映像を・・・』

また映像が切り替わる。異様な光景がモニターに移った。夢の国ほどに大きな島が空に浮いていて、ゆっくりと移動してた。続いて『この島から多数の生命反応を感知した』とのこと。ここで、「間違いない。アレがシュヴァリエルの、リンドヴルムの本拠地だ」ルシル君が断言した。

「ルシル君、判るの?」

「はい、まぁ。あの浮遊島に意識を集中させると、シュヴァリエルに付けさせた自分の魔力や神秘が判り、それに・・・これは・・・」

ガアプ一佐の質問に途中まで答えたルシル君が押し黙っちゃった。みんなで小首を傾げてると、「とてもまずい神秘を感じるんです」そんな今、聞いておいて良かったのか悪かったのかどうか判らないことを言った。シュヴァリエルさんやハート2以上に厄介な何かがあの島に居る、もしくは在る、みたい・・・。

「とにかく、です。神器持ちやハート2は特戦班で対応し、シュヴァリエルは自分が。ガアプ課長たちは・・・」

「ええ。神器持ち以外の一般兵の逮捕ね。大丈夫。何十人、何百人居ようとも私たち特捜課のスキルを使えば、拘束から即拘置所へ送り込める」

ガアプ一佐や特別技能捜査課のみんなが強く頷き合った。そしてジャスミンは、浮遊島から距離を置くようにして無人世界へと降下を開始。何故なら浮遊島外周には砲台のような物が十数基と並んでるのを確認したから。降下中に集中砲火なんて受けたら一溜まりもないし。大気圏内に降下完了したら、浮遊島へとゆっくり進む。

『ルシリオン捜査官。準備はよろしいか?』

『はい。このままの速度で直進をお願いします、艦長。東部の砲台3基を片付けます。その後は・・・』

『全速前進で浮遊島直上へ突入・・・。その後は機動一課と特別技能捜査課の面々が浮遊島へ降下。戦闘開始。我々ジャスミンは島から距離を取り待機』

ブリッジの艦長と甲板にひとり佇んでるルシル君が通信で今後の私たちの作戦内容を確認した。私たちのこれからの動きはおおよそ2人の話した通りになる予定。モニターに映るルシル君が騎士服のポケットから蒼く輝く石を取り出した。神器から吸収した魔力を物質化させた物で、ルシル君が言うにはドーピング。初めて見た時、ジュエルシードにそっくりだって思った。

力神の化身(コード・マグニ)戦滅神の破槍(コード・ヴィズル)女神の宝閃(コード・ゲルセミ)、|
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