戦闘校舎のフェニックス
いつもの登校風景×アーシアの初契約
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「ただいま戻りました」
学校の裏手にある誰も使用していない旧校舎、その三階の一室に俺達オカルト研究部の部室兼グレモリー眷属悪魔の集会場である。アーシアは眷属悪魔で俺は三大勢力に属さない者とした協力者である。ヘルメットを机に置いてソファに座った。
「一誠さん、まずは部長に報告を」
アーシアに言われたので、ソファから立ち上がると朱乃がこっちに近づいてきた。
「あらあら、お疲れ様。今お茶を淹れますわ」
出迎えたのは、副部長であるリアスの参謀である朱乃。三年の先輩で、朱璃さんに瓜二つであるがつやつやの黒髪でニコニコ顔の大和撫子だ。ポニーテールは、この学園では珍しい髪型であるがリアスと同じく二大お姉様と呼ばれている。木場は涼しげな顔をしていたが・・・・。
「夜のデートはどうだった」
と聞いてきたのでサイコーだったと素直な感想を言った。俺とアーシアは、奥に座っている部長に報告するために近づいた。が、部長はボーっとしていたのか気づいてもらえなかったので、大声で言ったら気づいてくれた。
「ごめんなさい。少しボーっとしていたわ。ご苦労様。一誠、アーシア」
最近の部長は、少しボーっとする事が多かったが心配する必要は無いので、ソファに戻って朱乃が入れてくれたお茶を飲んだ。とりあえず困り事があれば、基本的にグレイフィアに聞いているから問題ない。
上級悪魔だから悩みぐらいあるだろうが、俺は人生の先輩でもあるので聞いてくるだろうな。俺の所属するオカルト研究部兼グレモリー眷属の皆である。再三言っとくがグレモリー眷属ではなく、三大勢力と仲介役としてでもあるし協力者でもある。
「ところで一誠、朝言った事の答えは決まったかしら?」
「ああメイドに確認したらOKだとさ」
「なら明日の放課後は、一誠の家に行きましょう」
皆は楽しみにしてると言っていたので、もう一度お茶を飲んだ。
「アーシア、チラシ配りは終わりよ。いよいよデビューしてもらうわ」
「え?」
と驚愕していたが、契約を取りに行く事になったらしい。それにチラシ配りばかりだと、俺が夜にバイクで走らせるのでそろそろデビューするようだ。アーシアの掌に部長がグレモリー一族印の魔法陣を記していく。
アレのお陰で魔法陣を行き来出来るようになるが、本来の主人公はジャンプ出来ないぐらい魔力が無い事だった。魔法陣で出陣ではなく、自転車での訪問する事何てアザゼル辺りに言ったら絶対爆笑するな。ま、いつか話す時があるだろう。
「朱乃、一応魔法陣を通れるだけの魔力があるか調べてちょうだい」
「はい部長・・・・これは凄いですわ。眷属悪魔としては、部長と私に次ぐ魔力の持ち主かもしれません。魔力の潜在キャパシティが豊富ですわ」
「それは吉報ね
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ