戦闘校舎のフェニックス
いつもの登校風景×アーシアの初契約
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ょうど信号待ちだったので話したが、俺とアーシアのヘルメットは会話機能付きなので走っている最中でも話せるようにした。
「私のチラシ配りの手伝いをしてくれるなんて」
「それなら問題ないが、俺が好きでやっている。それにアーシアは自転車乗れないだろう?」
「うぅ、すみません。自転車には縁がなかったのですから、でも歩いてチラシ配りなら出来ますよ?」
「却下だ。いつ教会側の人間が、襲ってくるから心配なのだぞ?俺は運転手であり、アーシアのボディガードでもあるのだぞ」
「ありがとうございます。一誠さん」
話していたら、信号が青になったので発進。走行中でも話せるがアーシアは静かにしていたが、アーシアは北欧の片田舎から先月日本に来たばかりだ。日本の文化をほとんど知らない。悪魔になった特典として、日本語については音声限定なら理解出来ている。
生活については、基本姫島家でホームステイさせているから和文化を教えてもらっていると聞いている。バラキエルと朱璃さんからは、娘がもう一人出来たみたいとか言っていたが朱乃は妹が出来て嬉しいと言っていた。また信号待ちをしていたら、俺は簡単に町案内をしていた。
「アーシア、あそこの神社は悪魔にとって入れない場所だ。覚えておいてくれ、だが朱乃の家である神社だけは、悪魔でも通れるようにしてあるからな」
「はい。悪魔は精霊が集まる所や土地の神様に関係する所でしたよね?元クリスチャンの私には日本の『八百万の神』は理解しかねますけど・・・・」
一神教の文化で育ったからか、日本文化を理解するのは難しいと言っていたが姫島家で教えてもらっているので問題ないだろう。しかも俺は神々の頂点と言われた創造神黒鐵だと言う事は、三大勢力トップと一部の天使・悪魔・堕天使は知っている。朱璃さんも最初は知らなかったが、バラキエルから聞いた時とても驚いていた。で、バイクで走りながら駒王町の様子を教えていた俺であった。
「あそこは今閉まっているが、美味しいパン屋何だ。俺も帰り道でたまにあそこに行っては、俺オリジナルパンを販売してもらっている」
「一誠さんオリジナルパンですか!今度食べてみたいですが、日本のパンは甘くて大好きです!日本食も美味しいですよね!」
「そうだよ。今度行ってみるか」
「はい。あと一誠さんは、ローマの休日という映画をご存じですか?」
「知っているが、それがどうかした?」
「ちょうど今が、映画のワンシーンなので思い出したのです」
「どうやらそのようだが、そろそろ青に変わるからしっかり捕まってくれよ」
と言って発進後、旧校舎に到着してから3階の部屋に着いた。今夜も夜風が気持ちいいが、風の精霊からだとこの辺りだけは綺麗になっているとな。ドアを開けて部室に戻ってきた。
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