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RSリベリオン・セイヴァ―
第六話「絶対神速」
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税金の半分は、大抵ここで使われているのかな?
そう思うと、苛立ちが隠せずにいる。
IS社会が到来してからというもの、日本を含む全世界の各地では貧富の差以外にも内乱や海外での問題に頭を抱えている。
お隣の中国と韓国では、貧富の差により各地で内乱やデモが後を絶たず、ヨーロッパでは女尊男卑に猛反発する中東の過激派による爆破テロで、逃げ込んできた難民が後を絶たない。さらにアメリカなどは、ISによるテロリストとの激戦の末、合衆国全域は富裕層らの大勢が住んでいる居住区域のインナーエリアと貧困層らが生活を余儀なくされる危険区域のアウターエリアとで分かれている。近々、ロシアとの関係も冷え切っているらしい。これらを踏まえて日本だけだろ? 今現在、最も平和な国といえば……
「……」
ベッドでしばらく横になって寛いでいると、再び携帯から電話がかかってきた。
「はい……」
俺は、携帯を開いた。
『狼、俺だ……』
相手は、蒼真だった。
「はい……」
『上層部からの伝達だ。一夏に、RSを使わせてみろっていう指令がきた』
「一夏に?」
『そうだ。ISを動かせた彼の体質にRSはどう反応を示すのかが知りたいらしい。とりあえず明日、弥生が彼専用のRSを持っていかせる。このことは、あらかじめ一夏に伝えておいてくれ?』
「あ、はい……」
『それと、RSでの訓練は弥生がマネージャーとして付き添ってくれるらしい。ラッキーだな? お前』
「べ、別に……! 俺は……」
『ま、とりあえず切るぞ? 明日はお楽しみがいっぱいで何よりだな?』
また、からかうように彼は電話を切った。

翌日、ホームルームで早々に転校生が来たとの報告があった。
クラス全員が騒めきだす中、俺だけはその転校生が何者かを知っていた。そして、彼女はお淑やかに教卓の前まで出ると、俺たちに向かって静かにお辞儀をした。
「今日から転向してきました天弓侍弥生と申します……」
――弥生だ!
当たり前だが、俺はやはり弥生の登場に驚いた。俺に取って、彼女はアイドルかマドンナのような存在である。それと……やはり、彼女特有の巨乳に目が釘付けに!
それと、身形は至って普通の制服であり、風紀に沿った純粋さが伝わってくる。やや、スカートが短いのに目が行ってしまう。さらに巨乳で、ムッチリした彼女の太ももに食い込む二ーハイソックスがまた何とも……
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それからというもの、彼女はクラス中から注目の的になった。雰囲気からして弥生はおっとりした系のお姉さんタイプのようで、年上のような扱いを受けているらしい。
これもこれで羨ましいのだ。現に俺がクラスの中で一番最年長であるものの、やはりイケメンでもない男ゆえに一夏以上に目立たず、さらには孤立の一途を辿りつつある。
その後、弥生は昼休みでも引っ張り
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