第6話 1年後
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には手を出さない方がイイ…。」
「何故だ…。」
その理由は、その後、明らかになる。
取り引きの帰り道、俺は、一つ気になる点を相棒に尋ねる。
「いいのか。あの情報、まだ攻略組の連中にも売ってねぇぞ。」
「分かってイル。ケド、ミネの報告書を見た限り、あんまり特筆すべき点はなかッタ…。ケド…」
「俺が潜入するまでは、構成人数不明、リーダー不明、幹部不明の全く表に出ていないギルドだったからな。だが…」
「未だ構成人数は不明とは言え、相当イカれた連中なのは確かダ。」
「あまり表沙汰になってないとは言え、あれは要注意、いや、厳戒態勢くらいいっとかにゃな。うちの連中にも、忠告はしておかねば。」
「アレは、これから先…確実に障害にナル。オレっちの感だケドナ。」
未だに名前は分かっていない…が、あの奇妙なギルドマークだけははっきり覚えている。
「まぁ、あれは俺も個人的に情報収集しとくとして、帰るか。」
「ダナ。オレっち腹減っタ。なんか奢ってクレヨ。」
「ストレージのパンでも齧ってろ」
「「転移、フリーベン」」
だが、その後ろからこちらを見つめていた人物がいたのに、二人は気付いていなかった。
カツン…カツン…カツン。
「Hey…首尾は?」
「はい…どうやら最近ボスの周りを嗅ぎ回ってた奴らなんですが…少しばかり厄介かと…」
「What?どう言う意味だ。」
「それなんですけど…連中…どうやら例の連中なんです…。」
例の…と言うことはあまり当たって欲しくない感が当たった…と言うわけか。Shit…。
だが、こっちも、打つ手は打ってある。
「hey、あいつらは警戒しとけ。あの商会の連中は…」
「???」
「armyの連中より厄介だぜ。」
その右手には、不気味に笑う、棺桶のエンブレムが鈍く、光っていた。
「奴の…持つ…武器…」
「あんな奴ら!すぐやってしまいやしょーやヘッド!」
「気を待て、××××、××」
喰う時は…空腹じゃなきゃあな。
ククク…すぐに気は…訪れる…。
partyを楽しもう…表裏商会…。
「ククッ…」
《第8層 フリーベン 主街区》
「オレっちは今から少し寄る所がアル。先に帰っててクレ。」
「お前って、本当意外と多忙よな。あまり遅くなりすぎるなよ。」
「ナーニ。何時ものダゾ。」
「キリトか。あいつもよくここを贔屓にしてくれるよな。」
「2割り増しだけどな。」
「夜間taxiか馬鹿野郎。割引したれ。」
「キー坊が欲しがる情報は基本高いんダ
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