第5話 ビーターの誕生日
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。あいつベータテスターだ!」
「あいつが率いてるローブの集団!あいつらもだ!」
知らぬうちにベータテスター認定されてしまった。っつかこれキリトのせいじゃね?
「っつーことで。元ベータテスターキリト君。あとよろしく。」
「よろしくちゃうやろが!お前ら何を言いよんねや!わいが聞きたいんはなんでティアベルはんを…」
「黙れ、俺はそもそもベータテスターじゃねぇからな。じゃそゆことで次の門のアクティベートしてくら。情報収集やらなんやらあるしな。」
まず、本当にボスの情報に関して言えば俺は無関係だ。
事前にアルゴの持つ情報しか聞いてない上、なんとなく危機感はあったもののあの状態で単騎で討って出たあいつのミスだ。
「以上。これ以上情報が欲しければ金で買え。俺たちゃ情報屋だ。重要な情報は、無償で渡したりはしない。」
俺は階段を登って行く。
「全ては情報…。何が何でも。ゲームをクリアさせてやる。」
するのではない…。そう。させる。
「何カ…言ったカ?」
「どうせじょーもない事でしょうよ。商長の言う事はそんな感じっす。」
「お前…今すぐ脱退させて沈めるぞ。」
「ひでぇっすねぇ〜…。でも、心の声聞こえてましたよ。」
「あたしにも聞こえたよ。全く、そんな面倒事やるならもう少しギルド選びゃよかったよ。」
「うるさい…。」
全く、あんまり俺をからかうと…怒っちゃうよ☆
「今寒気がしたんすけど気の所為ですかね。」
ぶっ殺す☆
「ハハハハハハハハハハッ…!」
そんな事でさっきまでの事を忘れたかの様に次の層に向かう俺たちを、笑い声が引き止めた。
「ハハハ…ベータテスター?俺をあんな素人連中と一緒にしないで貰えるか。」
何をするつもりだ…。
どうやらこれは誤算どころかアルゴもカルテルもシルバも…ボス部屋の全プレイヤーが、唖然としている。
かく言う俺も、突然すぎて静止しているのは…まぁ…内緒で。
「俺はベータテストの時、誰も登った事がないような層まで一人で登った…。ボスの刀スキルを知っていたのも上の層で、刀を使うモンスターと散々戦ったからだ。他にも色々知ってるぜ?情報屋なんかとは比べ物にならないくらいにな。」
ギロ…。
情報屋なんか…。
比べ物にならナイ…ネェ。
あれ…殺意湧いてきたっすね。
「あんたら…何張り合ってんのよ」
キリトの額に冷や汗?あるぇ?なんでぇ?
「そんなんもベータテスターどころやないやんけ!もうチートやチーターや!」
別に不正行為した訳でも改造データ使用者でもないだろうに。
「チーターでベータテスター…だからビーターだ!」
「ビーター?はは
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ