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『ある転生者の奮闘記』
TURN29
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な?」

「はい、確認出来るCORE艦艇は十七隻だけです」

 なら……やるか。

「全艦一斉撃ちぃ方始めェッ!!」

 三国艦隊同時に砲撃が開始されると、残っていた十七隻のCORE艦艇にビーム弾やレーザーを命中させていく。

 そして最期まで抵抗した巡洋戦艦ゴルゴディオンは多数のビーム弾の命中を受けて爆沈していくのであった。




「何? トルーマンがやられただと?」

 部下からの報告にキングコアはそう驚いた。

「驚いたな。教祖様を殺すような人間がいたんだな。若しくはCOREの弱点を突かれたかだな」

 キングコアはそう言いながらプリンセスを犯す。

「まぁいい。邪魔立てする奴等は全てこのバージニアで破壊してやろうじゃないか」

 キングコアは既にバージニアを発見してワシントン星域内でバージニアを試験的に動かしていたのだった。

「これでトルーマンを殺した奴に会えたらこう言ってやろう。『よぅ、俺を殺すならこいつを倒してからだ』とな」

「それはいいぜキングコアッ!!」

 キングコアの言葉にCORE達は笑いあった。



「そうか……狹霧が大西洋方面に侵攻したCORE艦隊を破ったか……」

 報告を聞いた東郷長官は笑う。

「狹霧と平賀夫婦が組めばCOREに勝てそうな気がするよ」

 東郷長官はそう苦笑する。

「それで南遣方面艦隊は?」

「は、ドクツとイタリン艦隊と合同でアンドロメダ星域を解放して伊勢志摩星域に向かっているとの事です」

「そうか、エイリスは?」

「セーラ女王もモントゴメリー艦隊が壊滅させられるのは思っても見なかったらしく、艦隊の編成に手間取っているようです」

「最悪の場合は女王自らの出撃だな。まだロレンス騎士提督もいるがそれも出撃だろうな」

 東郷長官はそう呟いた。老いた世界の帝国は死に絶えそうになっていた。

「まぁ狹霧が活躍するならそれでいい。此方もそろそろカードが揃った」

 日本、ガメリカ、ドクツ、イタリン、エイリスは共闘という形でCOREと戦おうとしていた。

「早く終わらしたいものだな」

 東郷長官はそう呟いたのであった。





「これは酷いの一言しかないな……」

 俺は地上の映像を見てそう思った。隣ではシャルロットが顔面蒼白して手を口に押さえている。

「生命反応は?」

「……駄目です。感度は最大にしていますが反応はありません」

 伊勢志摩星域は完全に死の星域化としていた。

「イスパニア王国の代表は?」

「は、僅かながらの艦艇がいますので自分達でやっておくので先に進んでほしいと……」

「……分かった。エイリス艦隊はまだみたいやな、ワ
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