想いが交差する夜
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も驚いたよね〜!!まさか天空の滅神魔導士なんかがいたなんて〜」
「火の滅神魔導士もいたし、不思議なことではないけどね」
セシリーとシャルルがそう言う。確かにシェリアさんの魔法には驚かされたな。しかも自己回復ができるというおまけ付き。あれが敵だったら勝つのはほぼ不可能だろう。
「私ね、同じ天空の魔法を使うからこそシェリアと出会えた気がするの!!」
「運命って奴だね」
似た魔法を使うウェンディとシェリア。その魔法があったがために2人は今日出会い、拳を交え、友情を深めたのかもしれない。
「俺もそういうのほしいなぁ」
「シリルにはレオンさんがいるじゃん!!」
レオンかぁ・・・確かにレオンは話せるけど、ウェンディたちみたいに戦った訳じゃないからなぁ・・・なんかもっとこう・・・戦ったことで仲良くなれたみたいなのが・・・
「カミューニくんは?」
「「「?」」」
俺が色々と考えてるとセシリーがいきなり何かに気づく。
「シリルのいう関係ってカミューニさんとの一件なんじゃないかなぁ?っと思って〜」
「あ!!」
言われてみればカミューニさんと俺って天狼島での戦いで親しくなったんだよな。完全に忘れてた!!
「でもやっぱり年が近い方がいい!!」
「そこ!?」
だってカミューニさん今は10歳以上離れてるんだよ?なんか友達っていうよりお兄ちゃんとか先輩みたいな感じなんだもん!!
「まだ2日も大会が残ってるじゃない」
「そうだよ。そこでレオンさんと戦えればもっともっと仲良くなれるってことでしょ?」
「うんうん!!」
シャルルとウェンディとセシリーがそう言う。
「そうだね!!」
大魔闘演舞はまだ3日目が終了しただけ。明日の競技とバトル、そして最終日はなんでも6人全員参加の競技バトルらしい。
妖精の尻尾が優勝するためには剣咬の虎はもちろん、そこに3ポイント以内で追いかけている人魚の踵と蛇姫の鱗とも戦わなければいけないはず。
つまりレオンやソフィアさん、天馬のタクトさんという各ギルドの若手魔導士たちと戦うこともあるってことだ。
「よし!!俄然やる気出てきた!!」
「私も!!次はシェリアに勝ってみたいな!!」
俺とウェンディは視線を合わせ大きくうなずく。色んな人と戦える大魔闘演舞。一番はフィオーレ一を取ることだけど、その中で強い人戦って関わりを持つのも今後の成長とかを考えたら重要だしな。
「そのためにも!!あの魔法を早く完成させないと」
俺は胸の内ポケットに入れている紙を見る。ウェンディはすでに1つを完成させたけど、俺はいまだに完成できていない。|
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