旧校舎のディアボロス
部員としての役目
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ケーキが出てきて、小猫ちゃんと木場の分を出して机に置いた。置いた瞬間小猫ちゃんは既に半分は食べていた。ついでに言うとリアス以外全員転生悪魔なので、元人間もいるし元猫又や元ハーフ堕天使と言う感じだ。
純粋な悪魔は、三大勢力戦争で多くが亡くなってしまったから必然的に下僕を集めるようになった。戦争前の軍勢程の力は失ったが、新たな悪魔を増やす為自然出生で元の数には相当な時間が経過してしまう。最も出生率が低いから、素質がありそうな人間を悪魔に引き込む事となった訳だ。
堕天使の場合だと、純粋な天使を邪な事で堕ちればいい事だが悪魔の場合は悪魔の駒と書いてイーヴィル・ピースと呼ぶアイテムで下僕を増やせるようになった。人間社会に溶け込んだ事で知らずにすれ違っていた事だ。
身近にいたけど、認知出来る者は少ないから欲望が強いや悪魔の手を借りたい程困っている人間もいる。悪魔稼業はそんな事で自然と潜り込んでいた。やり方次第で爵位持ちになる事も可能だが、それ相応の努力と年月が経過する事だろうが俺にとっては爵位とか無いが顔パスで通過出来るからだ。
「ありがとう一誠君。ところでその能力は一体何だい?神器かい?」
「いや違う。これは元々持っていたものだ」
「持っていた?私達で言うなら魔力を最初から持っていたという事かしら。神器も同様だけど」
「まあ空間から様々な物を取り出せるから、とても便利だ。移動の時も応用で使う時がある。お前らで言うなら魔法陣な」
とここで俺のケータイが鳴ったので、一度廊下に出て電話に出て5分後戻ってきた。集まりは旧校舎の部室で深夜、夜の方が悪魔としての力が発揮されるが俺の場合は基本的に眠い時間帯だから家電が来た時にはいつも帰るようにしてある。
「悪いが今日はこれで帰らせてもらうよ。家からの呼び出しだ」
「もうこんな時間なのね。私達悪魔はこれからがいい時だけど、一誠はしょうがないものね。また明日」
「悪いな。じゃあお休み」
ヘルメットを持って部室から出てから、バイクを止めている駐輪場に行ってヘルメットを被ってバイクを発進させた。行先は学校から1時間かかる人間界本家だが、バイクなら三十分で着く。インターホンを鳴らしてIDカードをタッチ後、門が開いたのでバイクを駐車場兼駐輪場に置いた。
ドアにタッチパネルがあるので、それを起動させてタッチ後に鍵が開いたのでドアを開けた。いつもは正門から入るが、今は深夜12時だったので裏口から入った。自室に行き、部屋着に着替えた後ダイニングへ向かったら、夜勤チームが食事していたが迷わず席に座った。華琳が寄ってきたので話した。
「今日も帰り遅いわね。ご主人様」
「しょうがないだろ。部員になったからビラ配りとかは手伝わないとな」
「簡単なものでもいいかし
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