016話
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「誰に向かって口をきいてやがる!!」
ウォーゲーム第4試合火山群フィールドでの対決。先鋒として出たのは漸く出てきた男、クロスガード アラン。今まで満足動けなかった鬱憤を晴らすが如くやる気満々で先鋒として登場、対戦相手はルークのアリババという男。魔人のランプというガーディアンARM使いだったが、まともに魔力を通さずに使用したためかアランの一撃で粉砕されてしまった。
そしてアリババはマフラーを掴まれたまま引きずられ連行ながら3つの間違いを指摘されながらそのまま火口へと落とされた。
「第一戦、アランの勝利!!!」
「すげぇじゃねぇかおっさん!!」
「あんな魔力も通してねぇ奴に負けるかよ、風船と同じだ」
流石の余裕と貫録を見せつけたアラン、初戦を奪ったメル。このまま流れへと乗りたいが次の相手はファーストバトルにてジャックを下したパノという少女が出ることとなった。
「おいらが行くっすよ。リベンジ、させて貰うっす!!」
「……いい眼するじゃない、いいよ相手してあげる。今度は殺す気でね!!」
「第二戦、ジャックVSパノ、開始!!」
互いの獲物を構えながらにらみ合う二人だがパノが動く、ウェポンARM ボールハンマーの鉄球を分離させ飛ばしジャックへと攻撃する。かなりのスピードで変幻自在にコースを変えながら迫ってくる鉄球を見つめるジャック。
「(ガイラさんパンチは見切れてないっすけど、この動きは、みえる!)でやぁっ!!」
スコップを腕に這わせるように回転させながら迫りくる鉄球を力一杯殴りつけて弾き飛ばす、以前はこのような事は出来なかったが修練の門での新たに積んだ修行がそれを可能にしていた。
「う、腕……痺れた………」
(汗)……まあジャックらしいともいえる。
「今度はこっちから行くっすよ!!アースウェイブ!!」
地面に突き刺したネイチャーARM 大地のスコップを通じて魔力が送り込まれ地響きとともに強力な衝撃波を巻き起こしパノへと向かっていくが直線的な攻撃であるためかパノは笑いながら回避する。
「予想通りっす!!」
「っ!!?ま、またあれ!!?」
衝撃波に気を取られているうちに背後を取ったジャックは蒔いた種を急成長させて巨大な蔓の上に乗りながらパノへと迫っていく。
「つ、蔓が歩いてくる!!?」
「おいらはもう負けないっすよ!!」
通常植物は事など出来ないがジャックの地豆は凄まじい成長速度で次々と根を下ろす事でまるで歩いているかのような錯覚を齎した。精神に揺さぶりをかけながら迫るジャック、それを阻もうと鉄球を分裂させ襲わせるがそれをするすると回避しながら笑う。
「終わったな」
「そうだね、この勝負ジャックの勝ちだね」
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