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M?R - メルヘヴン - 竜殺しの騎士
016話
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「っ!!」
「漸く、潜り込めたっすね」

首元へと差し出されたスコップ、滴り落ちる汗。パノは動けなかった、目の前の少年は以前のような少年とは全く違う。

「さてと、終わらせるっす!!」

下げられたスコップの動きは剣と全く同じ、斬られると身を固めるパノだったが何時までもそのようなものは襲ってこなかった。その代わりと言わんばかりに体の各部に棘が刺さるような痛みが襲ってくる。

「こ、これって木の棘………?」
「育て、魔法の茸!!」

ネイチャーARMが光る、それと同時にパノの体に刺さった棘が発芽しそこから無数の茸が顔を出す。

魔法の茸(マジカルマッシュルーム)タイプ1、周りにご注意っすよ」
「き、気持ちわr………か、火山がぁぁああああ!!?!?今度は地割れだぁああああ!!!ああお花畑だ〜♪」

忙しく顔を七転八倒させながら喜んだり苦しんだり怖がったりするのを繰り返すパノ、魔法の茸の正体は毒キノコであるマラライダケを応用したもので相手に酷い幻覚を見せるというものである。

「これっておいらの勝ちで良いんすか?」
「………続行は不可能なようですな、宜しい。勝負あり、勝者ジャック!」

リベンジを果たしたジャックはパノの茸を引き抜いてやるがその際、パノからみたジャックは異常なほどダンディなイケメンに見えていたのか思わず抱きついた。

「な、なんでこうなってるんすか!?わ、悪い気はしないっすけど」


「やるなジャックの奴、植物使い。嵌ってしまえば中々恐ろしいものだな」
「そうねあのキノコも使いようによっては更に恐ろしい事だってできるし植物は再生も出来る、状況に寄り切りだけどかなり強いよね」

城からジャックの戦いぶりを見ていたジークは植物使いという戦士の種類の強さを再実感しながらジャックの勝利を讃えていた。そしてその勝利に体が反応しているのか右腕がぴくぴくと動いていた。

「身体は正直だな……あれだけボロボロになったというのに動きたがってやがる………。次の戦いが、待ち遠しいなぁ」
「意外にバトルジャンキーなんだねジーくんって、そんな所も素敵♪」

そんな会話をしながらも戦いは続いていく、続く第三戦はスノウ VS Mr.フックというビショップ。スノウはそれなりに善戦をするが火山という氷使いである彼女にとって地獄のようなフィールドである為か徐々に押され、取って置きであるガーディアンのユキちゃんも倒されギブアップ。

続く第四戦、ギンタVSカノッチ。初っ端からダークネスARMの呪を受けるが新たに創造していたバッボの力に救われ何とか勝利をおさめるギンタ。

そしてラストとなる第五戦、遂にチェスの駒の主力であるナイトクラスの人物が出てきた。それと対戦するのはアルヴィス。序盤から13トーテム
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