第10話 悪夢はふと訪れる
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「今日はミラを多めに持ってきたから、欲しいものがあったら遠慮しないで言ってね」
「本当に?やった」
ふふッ、何を買ってもらおうかな?
「あ、みっしぃだ」
クロスベルで人気のあるキャラクター『みっしぃ』の人形や他のキャラのキーホルダーなどのグッズが売られていた。
「嬢ちゃん、みっしぃが好きなのか?この店には色んなみっしぃのグッズがあるから是非見ていってくれよ」
商人のおじさんが言う通りうたたねみっしぃやおすわりみっしぃなど色んなみっしぃ人形が並んでいた。どれも可愛い。
「フィー、何か欲しい物あった?」
「えっと、このうたたねみっしぃが欲しい」
わたしが選んだのはウトウトとうたたねをしているみっしぃの人形、選んだ理由はわたしと同じでお昼寝が好きそうだから。
「分かったよ、おじさん、この人形はおいくらですか?」
「うたねねみっしぃなら1000ミラだぞ」
「じゃあこれで」
「毎度あり」
リィンはミラをおじさんに渡して人形を受け取る、見た目より柔らかくてフカフカしている。
「フィーってみっしぃが好きなの?」
「うん、リィンがくれたこの髪飾りと同じキャラだから興味があったの」
わたしはリィンが初めてプレゼントしてくれたみっしぃの髪飾りを触りながら説明する、これはわたしの大切な宝物、そしてまた宝物が増えた。
「そっか、何のキャラか分からなかったけどフィーが喜んでくれて嬉しいよ」
リィンがニコッと笑う、すると突然胸が熱くなってくる、どうしたんだろう?
「フィー、どうかしたの?何だか顔が赤いけど…」
「な、何でもないよ…それよりもっと見て回ろうよ、リィン」
わたしはリィンの手を掴んで引っ張る、どうして胸が熱くなったのかは分からないけど、今はリィンとの時間を楽しもう。
わたし達は大市を見て回った。
「このパン、ソーセージや野菜がいっぱい入っていて美味しい」
「僕の買ったこのソフトクリームも甘くて美味しいよ」
「本当に?そっちも食べてみたいかも」
「じゃあ食べ比べしようよ」
「あ、それいいかも」
リィンと食べ比べをしたり……
「リィン、このイヤリング、マリアナによく似合うと思うよ」
「でもこっちのアクセサリーも姉さんに似合いそうだけど」
「他にも見てみようか」
「うん」
マリアナへのプレゼントを買ったり……
「この地元で作られたビ−ル、ゼノ達が喜びそう」
「皆なら絶対に喜ぶだろうね、子供の僕たちじゃ買えないけど」
「……残念」
ゼノ達へのプレゼントを諦めたり……
「あ、この小説探していたヤツ
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