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SecretBeast(シークレットビースト)
本編 第二部 
「終末の決戦」
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すると獣と龍は体を打ちふるわせ、歓喜し
人間からの挑戦状を受けた。
 とその時、またもや大きな衝撃が広がった。
ハリケーンの雲をぶち破って『神の杖』が使用されたのだ。
コード000、それは一万を超える戦闘機に搭載された、小型ブースターによる電子結界なのだ。一万の戦闘機が『神の杖』を落とす場所の外周を旋回してブースターを起動、
そして堕天使の軍を『神の杖』爆撃時までその場所から動かせないようにするためなのだ。
 それによって堕天使の軍は壊滅、これで残すは『シークレット・ビースト』二体だけだ。
「先に起き上がったのは龍だった。こいつは
 その巨体でものすごい高度まであがりそして全身に炎を宿らせ、高町たちの艦隊を炎熱で融解させる気だった。
「明日香さま、いい?バックの中に特別、長い槍がありますか?」
『ああ、これは?」
「「それは細川さんがロンギヌスの槍を作る過程で生まれた槍よ、一万本霊槍を作るとたまにそういうものすごい力をもった槍が生まれるんだって」
『へえ、すごいのか?』
「私のお墨付き」と細川さん。
『これを投げればいいのか?』
『そう、今、上空にいる赤き龍へ、さっさとしないとわたしたちが丸焦げよ?」
『おう、わかった』
 明日香はそういって槍を投げた。
槍は稲妻になって飛翔して赤き龍に突き刺さった。電撃が龍を襲い、ぎゃああとわめきながらもんどりうって落ちていった。
のこるは獣のみ、龍が倒された獣は牙をむき出しにして今にも襲い掛かる勢いだ。
ロンギヌスの槍はあと5000本しかしやつがこちらへ間合いを詰めてくるのに一秒もかかるまいあと投げれて2,3本どうすれば。
すると獣の周りに結界が張られる。
「なんだ?今度は?」
『私です、細川です、言われた通り獣を結界にとじこめました』
「よし、今よ、明日香、やちゃって」
『うおおおお!』
 運動神経のよい明日香はもうやり投げの技に習熟していた。狙うは心臓。いや獣というからには弱点があるはず。
獣は一本一本、けったいな槍に貫かれることで怒りそして弱体化していた。
獣は全身全霊で結界を破ろうとするが破れない。そしてその瞬間はおこる。細川さんが結界を収束させて獣の腹をむき出しにしたところを明日香の槍が貫いた。
断末魔の悲鳴とともに地中深くへ埋まっていくそこに海の水が注ぎこまれ、龍も獣も地に落ちていった。
私たちは打ち破ったのだ。
世界中から歓声が上がった。
沈黙はもうない。
沈黙は破られた。
「高町司令官、レーダーに目標多数、これは?
シークレットビースト、二体の内圧がたかまっています。このままエントロピーが増大すると自己崩壊を起こしてこの太陽系ごと吹っ飛ばしてしまいますよ!ああ、レーダー停止、空
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