プロローグ〜四者四様〜
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りに広がるのは真っ白な空間。
「らっしゃい!お一人様ごあんなーい!」
前言撤回。羽の生えた半裸のおっさんが出てきた。
「ハイ、さっさと来るヨロシ」
「オイ、ちょっと!?」
おっさんにつかまれて運ばれていく。
「とーちゃーく!」
「ふぅ、なんだったんだあのおっさん?」
「ようやく来たようじゃな。これで四人全員じゃ」
担ぎ込まれた先には圧倒的な存在感を放つ爺さんと3人の男がいた。
「なにコレ?てか、俺トラックに轢かれたはず…」
「そこはわしが説明する。まあ、座れ」
爺さんに示された場所に腰を下ろす。隣に座っている優男が会釈してきたので返しておいた。
「さて、お主らは全員が全員一度死んだ身であり、ここは死後の世界だと言うことを言っておく」
「「「「ッ!?」」」」
「その上で話を続ける。今天界では新しく転生システムを考えておる」
「「「「?」」」」
全員が全員首をかしげ何が言いたいといった風にしている。
「所謂『世界間転生』という別の世界への転生じゃ。コレはまだ試験段階で何が起こるか分からんキケンなものでな、ソレを調べるためにテスターが必要なんじゃよ」
「「「「…」」」」
大体読めてきたぞ。つまり、そのテスターを…
「うむ、お主達に引き受けてもらいたい」
「それは厳しすぎないか?俺は喧嘩はやったことはあるがそんな危ない橋渡ったことはねぇぜ?」
俺の意見に他の面子も賛同しているのか渋ってるようだ。
「安心せい。送る先に関らず選別をくれてやる。3つだけじゃが」
「チートか!?行く!おれは行くぜ!」
その言葉を聞いてデブ?が乗り気になっている。ソレを傍目で見つつ他の2人に目をやると、ノッポもデブに負けず劣らず目を輝かせてるし、優男は優男で諦めてる感じだ。まあ、あんなに張り切ってるんだこのまま引きずられてくのは目に見えてるな。
「全員、異論はないようじゃの?」
「あたりまえだろ!」
「そうさ!」
「しょうがないですから」
「流れ的に?」
デブ、ノッポ、優男、俺の四者四様の返事を聞き爺さんが頷く。
「わかった。では行き先じゃが、『魔法文明の発達した多次元世界』じゃ」
「なのはキター!」
「うぉぉおおおおお!」
「…何ですかソレ?」
「…なんだそれ?」
「次に能力じゃが、やれるのは3つ、それも指定できるのは1つのみ。残りの2つのうち1つはランダム、残りは魔力A、肉体レベルAのテンプレートじゃ。順番にわしの前に来るのじゃ。まずは三山海斗」
「はいさ」
ノッポが進み出る。
「なにがほしい?」
「指定するのは最高の魔力。SSは最低でもほ
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