原作前の事
第二ラウンド×対ドウター戦
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『やった!!!!』
トレミーにいる艦内も安心したが、奏と優斗、ブリッジにいるリンとステラはまるで黒鐵改が消滅するような目で見ていた。黒鐵改は歩いてアザゼルの前まで来たが、力尽きたのか脚が崩れて座り込んでしまった様子。
「どうした黒ちゃん?」
黒鐵改の手や腕・脚はひびが入っていた。黒鐵改が影の中に入り、俺に戻ったが半透明になっていた。
「一ちゃん、なぜ体が半透明なんだ?」
「力を全て使い果たしたのだよアザゼル。あとの事は任せるぞ」
「一誠さんは消滅してしまうのですか?」
「いや違う、少し眠るだけだ。この姿はもう少ししたら消えるが、黒鐵改は消えない」
『皆さん、心配しないで下さい。予想以上に魔力を使ったのですから』
「そういう訳だから俺はそろそろ行くぜ。また会おう諸君!」
俺は空間を歪ませて入っていった。トレミーも空間の中に入って退散したが、残ったアザゼル達三大勢力は各陣営に戻り天界・冥界(悪魔領・堕天使領)に帰って行った。二度と戦争は起こらなかった。
報告書には天使側、神シャルロット・上級天使・下級天使。堕天使側、上級堕天使・幹部。悪魔側、四大魔王・上級悪魔・中級悪魔が数多く死亡。黒鐵様は魔力を使い果たし、一時的であるが眠ると。
次元の狭間本家では衝撃的だった。主である俺が半透明で帰ってきたが、アグニはどういう事か奏に質疑していたが、俺から口を開いた。
「心配するなアグニ、少し眠るだけだ。魔力を使い果たしたからな」
「もしやあの時既に限界だったのではないのか?」
「あの時の魔力は、半分程使った。だからあの時は大丈夫だったが、あのゲートを消滅させる時は予想外だった。だから魔力を使い果たしてしまったが、心配はいらない。少し眠れば完全回復される」
「どのくらいの期間ですか?」
「今の時間ならおよそ百年後かな」
「百年ですか、相当長い期間ですね。私達はどうなりますか?」
「心配はいりませんよ。智君が眠っている間もここで生活できますし、それにあの方達の治療も相当かかるらしいですから」
「確かにそうですが」
「そろそろ時間だ。俺は自室のベッドで眠るとしよう。では皆、おやすみ」
自室に行きベッドのなかに入った時は既にほぼ透明になっていた。
『さて、次起きたらどうなっているか。楽しみだな』
言った直後消えてしまった。
一方リビングにいたアグニ・奏・優斗・月はというと。
「智君、消滅しました」
「何という事だ。創造神までいなくなるとは」
「心配はいらないよ。前にもこういう事あったから。百年くらい眠ったら復活してきた事がある」
「本当か?なら我は泳いでくる。その後ここにいる戦闘班を強くさせる、それが一誠の
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