Fate/stay night
1109話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
、写真を売った代わりにガンドで撃たれる覚悟が必要だろうけど。
2人が静かに道を歩き、やがて遠坂の家が見えてくる。
「さ、着いたわよ」
「ああ。……凛」
「うん? どうしたの?」
「一応聞いておく。次に衛宮やセイバー達に会った時、本当に戦えるな? 何かの理由を付けて見逃すといった行為をするつもりはないと、断言出来るか?」
「……ええ。何度も言ったと思うけど、衛宮君は聖杯戦争に参加している以上、私達の敵なの。だから次に会った時は容赦をするつもりはないわ。もし気軽に外を歩いてたら、問答無用で仕掛ける」
どうやら本気か。
衛宮と何らかの繋がりはありそうだけど、その言葉通りに出来るのなら問題は無いだろう。
「ただ、もしアークエネミーが今程に強くなければ、バーサーカーに対抗する為に手を結んだかもしれないわね」
「手を結ぶ、か。あんな絶好の機会にも関わらず、敵を倒す事を躊躇するような奴と手を結ぶとなれば、色々と大変な事になりそうだけどな。バーサーカーとの戦いでもセイバーに完全に任せないで出てこようとしている節があったし」
あの時は俺がさっさとバーサーカーを仕留めたから心配はいらなかったが、もしも戦闘が長引いていたら自分の能力も弁えずに前に出てきて皆を巻き込み、致命的な損傷をもたらしていた可能性すらもある。
正直、そんな事になるとは考えたくないが、衛宮の性格を考えればほぼ間違いなく起きていたと断言出来た。
……何で断言出来るのかは分からないが。
「ま、話は後よ。とにかく明日は日曜日で休みなんだし、疲れを取る為にもゆっくりと眠らさせて貰うわ。アークエネミーも、聖杯戦争はこれからが本番なんだから、よろしく頼むわよ?」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ